足元にご注意ください

気付けばハマる、そこは沼。劇団☆新感線を中心にお芝居について好き勝手書き連ねる場所。

ノンバーバルの世界【BOLERO-最終章-】

芸術サブスクのrecriで届いたチケット第二弾!前情報入れずに行ったらノンバーバルの物語だったので、仕事の都合で冒頭遅刻したのがめちゃくちゃ痛かったです。

ダンスの感想は言語化ニガテなので感情と分量の合わないエントリ。

  • 三浦宏規ってめっちゃ踊るやん?!
  • ノンバーバルでダンスなのに
  • さまざまなボレロ
  • 限界を感じる
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演劇界の格闘技【熱海連続殺人事件】

初・熱海殺人事件、初・つかこうへい、初・紀伊國屋ホールです!出演者も多和田さんしか知らん!

最近ほんとうに、出演者の誰のこともわからん作品を観すぎている……(わたしは楽しくてサンキューですが、ミリしらで座っててすまんの気持ち)

Standardとモンテカルロ・イリュージョン、まとめて書こ!と呑気に構えていたら全くの別作品だったので困り果てています。

  • Standard
    • ぼたぼたと落ちる汗
    • 知っていること、知らないこと
    • Standardは「人生」の物語
    • 生々しさこそが武器
    • 大山金太郎の独り勝ち
  • モンテカルロ・イリュージョン
    • べ、別作品すぎる!!!
    • まぎれもない「愛」の物語
    • 和田伝兵衛の圧倒的主役感
    • 水野とアイ子の「芯」
    • 殺人を心から憎む伝兵衛
    • ぼとぼとの速水
    • 打ち返しの大山
  • みんな違ってみんな良い


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中島かずきのAIに書かせたのかもしれない【バサラオ 悲しみの大暴言エントリ】

生田斗真のオタクと中村倫也のオタクは観た方がいいと思うけど、新感線の、中島かずきのオタクとしては脚本演出と大喧嘩しているバサラオ感想エントリです!!!

初日を観たあとフォロワーたちと夜中の1時まで大審議をかましたけど、ぜんぜん飲み込めてません。中島脚本いのうえ演出の大本命公演なのにこんなに大暴言エントリ書くことになるとは思わなかったよお……


全否定したいわけじゃなくて、求めていた要素とお出しされた要素が噛み合わなかったことに対する悲しみの吐露です。いちおう物語の展開とか結末とか決定的な明言は避けていますが、脚本と演出にめちゃくちゃ言及して文句言ってるのでネタバレは覚悟してください。

  • 脚本、AIが書いた?
    • 過去も未来も業も、なにもなかった
    • 生田斗真の顔に興味がない
    • 悪役の矜持がわからない
    • ナレーションに頼りすぎている
  • 衣装との喧嘩は引き分け
    • 安っぽい布は演劇界全体の課題か?
    • ヒュウガは全体的にイマイチ
    • ちょっとよくわからないカイリ
    • 残歌党の扱いがひどすぎる
    • 色がぐちゃぐちゃ
  • 演出、いのうえAIでした?
    • ほんと「顔の良さ」に興味がない
    • 出捌けがもたもたしてた
    • 荒事と和事
    • 場面転換がつまんない
  • これはわたしのすきな中島かずき
  • 斗真と倫也のオタクは全力で観て
  • 役者の感想はまたこんど


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べしょべしょになった【舞台『刀剣乱舞』心伝 つけたり奇譚の走馬灯】

今年のエントリで「2.5ほぼ踏んでない」って散々言いまくってきたオタクが!!!ついに!!!!!舞台 刀剣乱舞を配信&現地で観ました!!!!!!結合男子も経たのでもう立派に「2.5次元舞台も観たことあるオタク」になった。

早乙女友貴沖田総司だって言うから観に行ったら、刀剣男士じゃないのにほぼ主役みたいな使い方をされていたので「なんで??!?!?!?!」って叫んだ心伝。(初見は配信)

2024年、ゆっくんが優遇されすぎている。


ネタバレしかないので確実自衛してください。


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大衆演劇ド新規オタクの篠原演芸場3days

大衆演劇ビギナーofビギナーなのに、まさか1週間で3回も篠原演芸場に通うことになるとは思わないじゃないですか。

早乙女友貴を観るためにチケット確保したのに、早乙女友貴が出てない2本がこんなに刺さるなんて思わないじゃないですか……

チケット増えがちな2024年。

新風プロジェクト「風花、繚乱」「大衆演劇版 大江戸喧嘩花」「BRATS版 大江戸喧嘩花」3本+各舞踊ショーまとめたら1万5千字の大ボリュームになってしまった感想エントリです!

  • 大衆演劇デビューへの軌跡
  • 初見なのに舞踊ショーが楽しすぎた
  • 画が気持ち良すぎた
  • そもそも芝居がうめえのよ……
  • お芝居別の感想メモ
    • 風花、繚乱
    • 大衆演劇版 大江戸喧嘩花
    • BRATS版 大江戸喧嘩花
      • ◇火消し側の事情と噺家
      • ◇「長次郎」という生き様
      • ◇BRATSのアクション
      • 大衆演劇版との配役差分
  • ゆっくんの舞踊のはなしをします
    • 黒の舟唄〜天道虫
    • 流氷子守唄
    • 舟唄組曲
  • ド新規オタクの3days、終了


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Q1に色濃く漂うキリスト教的思想【見比べハムレットQ1】

彩の国さいたま芸術劇場シェイクスピア・シリーズ2ndのハムレットを観て、演出家と全くサッパリ分かり合えなかったので、同時期に上演していたハムレットQ1を観ました。

脚本が違うとはいえ、明確に意図がある演出、わかりやすいな!!!!!


SSS2はほんと、とにかく、演出が、まじで何にも意図が見えなかったので……多少Q1びいきのエントリになりそうだけど、基本的にはみんな違ってみんないいの精神で生きているので、当然SSS2のほうが好きだったなってところもありましたよ。

  • シンプルなQ1と婉曲表現に富んだF1
  • キリスト教という屋台骨
  • 違和感のなさに驚く吉田ハムレット
  • 神に誠実な牧島ホレイショー
  • 救いであり続けた飯豊オフィーリア
  • ある意味ずるい大鶴レアティー
  • ある意味ずるい吉田クローディアス
  • 女よりも母として在った広岡ガートルード
  • そんなん言うて知らんけど
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役者陣“は”とても素敵だった【ハムレット SSS2】

彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd第一作「ハムレット」を観てきました。

まだハムレットをちゃんと観たことがなかったのと、彩の国さいたま芸術劇場に行ったことがなかったのと、新しいシェイクスピアシリーズ第一作だからってのと、斎藤くんこんなとこ出るんだあってのと、柿澤さんがべしょべしょになるの好きだから観ときたいなってのと、なんだかんだ観に行きたい理由が沢山あった作品なんだけど、ちょっとかなり不完全燃焼なとこあります。

今年は観たら何かしらアウトプットすると自分に課しているので書くけど、前半はほとんど演出への違和感を吐き出したエントリになってしまいました。役者陣はほんとにすごかったんだよ。

  • 役者“は”めちゃくちゃすごかった
    • マイクがないならそれ相応の
    • 舞台が広いならそれ相応の
    • 音を減らすならそれ相応の
    • 衣装と身分はそれ相応の
    • 時代を変えるならそれ相応の
    • 捲し立てるならそれ相応の
    • レトリックとの真っ向勝負
  • 役者がめちゃくちゃ凄かった
  • 以上です
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