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気付けばハマる、そこは沼。劇団☆新感線を中心にお芝居について好き勝手書き連ねる場所。

【ネタバレなし】偽義経冥界歌の初日が最高だったから全人類にはやく観てほしい

劇団☆新感線、2年半ぶりの完全新作。(極髑髏はボーナスステージだったので)4年ぶりのかずき新作。「かずきが書いたいのうえ歌舞伎」に絞ると、なんと蒼の乱以来の5年ぶり!!!!!

豊洲のステージアラウンドで回りに回った劇団☆新感線がようやく大阪に帰ってくる!!! 

その期待感だけでチケット確保に走りました。結果、待っててよかった!!!!!

見てないひと向けにネタバレなしでレポ書くからみんなワクワクしてね!チケットまだ持ってないひとはチケット確保してね!!!

っていうか、生田斗真のオタクと早乙女友貴のオタクと新感線のオタクは漏れなくいますぐ観て。

 

 

我々は「新感線」を待っていた

一言でいうとソレに尽きる!!!!!

ほぼ全劇団員が揃ってて、おばかとおきゃんがいっぱいな人間たち、現実と虚構が上手い具合に混ざり合った構造、夢と浪漫と義理と人情にあふれた物語、そこにちょっぴり残る「生きる意味」の問いかけ。

 これぞ、いのうえ歌舞伎!!!!!

これぞ、中島かずき!!!!!!!

わたしたちはこの、中島かずきの いのうえ歌舞伎を浴びるために5年間待ち続けていたのだ。 

あたい、新感線の鬱になるような いのうえ歌舞伎がめちゃめちゃ好きなんですけど、こんなに光り輝く いのうえ歌舞伎、はじめて観たし史上最強によかった。

ビジュアルも物語も光に溢れていて眩しかったんだよ…眩しい…すき…って、いのうえ歌舞伎観て思う日がくるなんて思わなかった。最高でした。

 

2年間、髑髏城の海に溺れてメタルマクベスの闇に飲まれて、たった2つの脚本(しかも片方はクドカン)を浴び続けてきたけど、アレ、新感線の中ではわりと傍流だったよね???

いや、髑髏城って超大型メインコンテンツだし、とっても美味しくいただいたんて満喫して、なんならもう一回りしたいくらいなんだけどね。演出もエンタメも脚本も新感線だったんだけどね!!!!そうじゃなくて、なんていうか、常に劇団員があんまりいない座組みだったじゃない?おばかな子たちとおきゃんな子たちが、あんまり居ない物語だったじゃない?(極髑髏でホッとしたのにはソレが大きかったと思うんだな)

 だから、劇団員とおばかとおきゃんと全身で浴びた偽義経ああ、これが新感線だった。わたしは新感線が好きだったと思い出させるようなお芝居だった。

ネタバレなしのレポって具体的なこと何も書けないけど、何も書けないのが新感線なのかもしれない。新感線の何が好きって、新感線のお芝居が好きなんだもの。あのひとたちが、ああいう物語を、全力でキメてくれるから好きなんだもの。

 

ココが面白いよ!ってオススメできたら布教できるんだけど、でも、できないんだよ…だっていのうえ神とかずき大明神が作り上げた、3時間以上ある超エンタメお芝居だよ?!凡人の私なんかが言語化できるわけないよね?!

とにかく、観なかったら後悔するから観てくれ、としか言えない…

 でも頑張って凡人が言語化するから、全人類観てほしい。大阪もチケットまだ出回ってるし、石川にも長野にも行くし、何なら来年もあるから!!!!!

とはいえ来年はキャスト変わって雰囲気がずいぶん変わる可能性もある(だってアテガキだから)ので、今年も観といた方がいいと思う!!!!!

 

 

ひさしぶりの回らない劇場、回った。

フェスティバルホール回ったんですよ?!???あれ?ここはステアラ???

一幕冒頭はね、音楽と時代背景の説明が始まって「あ、回らない…」ってびっくりした。うん、フェスティバルホールの客席は回らないんですよ。ひさしぶりに回らない板の上の新感線。廻り舞台も無かった。

でもね、2幕が始まったら、回った。

いのうえ大先生、紗幕と、その奥のステージと、緞帳の手前のアーチ状のステージと、この3つを使ってフェスティバルホールを回した。回ったんだよフェスティバルホール!!!

わたし、ステージアラウンドはいのうえ大先生の壮大なオモチャだったと思ってるんですけど、2年間遊び倒したステアラを、いのうえ大先生はしっかり持って帰ってきてたんですよねびっくりしたよ?!

開演直前に「けむりの軍団」のキャストが発表されたのもあって、もう全てがステアラの延長に感じてしまって、みんなの頭がぐるぐる回ってたよね!!!

あと、あれだけ染様を使っておいて、今回の松也で歌舞伎のことを思い出したのか知らないけど、歌舞伎要素をめちゃくちゃに取り入れてて2幕でびっくりした。すごいあの、ほら、ネタバレだからやめとくけど、すごい歌舞伎のそれ歌舞伎の!めちゃめちゃ面白いと思ってたやつ!!!って感じでした。いつかネタバレエントリの方に詳細書く。

 

 

ビジュアルが天才

撮影レポート、見た?????

アレで撃ち抜かれたオタクがいたとしたら、本番はもっとぶち抜かれるから覚悟しておいてください。相変わらずキャラ造形がめちゃめちゃ良い。

わたし生田斗真に関しては好きだけど別にファンではない、という立ち位置なんですけど、見得を切った生田斗真を真正面からオペラで抜いたらキラキラしすぎてて、そっ…と双眼鏡を下ろした。おばかでまっすぐ正直な義経斗真、アップでは耐えられないアノ輝き。

黄泉津の方を演じるりょうに関しては、お衣装もメイクも台詞も演技も含めてりょうの魅力を1から100まで摂取できる贅沢なお時間でした。最高かよ。美しい巫女だし母だし妻だし少女だし、強い女もあれば弱い女もある。殺陣もあるし百合もある。なんだこれ。衣装も最高に素敵だぞ!!!!!

衣装と言えば、もう烏帽子、烏帽子だよ烏帽子!!!ねえ、烏帽子!!!(うるさい)

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いいよね、鎌倉時代。貴族文化と武家文化の境目の時代。あの頃のビジュアルとっても好きだよ。撮影レポートにはないけど、北条政子の着物とか最高にすきだった。奥華巫女の衣装もめちゃめちゃ良いよね。くくりのあのビジュアルも最高だけどわたしには説明できないので、とりあえず劇場へGO!!!

あと頭襟。山伏ふたりがかぶってる頭襟!!!

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ちなみに、じゅんさんの撮影レポートに「決して濃くはしていないメイク」って書いてあるけど、実際はやっぱりもうちょっと濃かった。主に眉毛が。でもこれまでと比べれば十分薄いよ!

そして早乙女友貴くん。前回の出演作「蒼の乱」ではほとんど喋らない役でほんとうに影だったんですけど、今回はとにかくめちゃめちゃに喋る!!!!!とんでもなく喋る!!!わたしあのひとの演技あんまり観たことないんだけど、これはとても珍しい役なのでは?????

いのうえかずき両神早乙女兄弟の使い方と活かし方が上手すぎる!!!!!

遮那王牛若役なので、公式のあらすじ読めばわかるように冒頭で死ぬんですけど、さすがにそれだけのために早乙女友貴を配役することはないので安心してください!っていうか、っていうか、早乙女友貴のオタクは全員偽義経観て!!!!!!!!

なお、我らが推し・河野まさとはビジュアルもキャラ造形も最高of最高でした。詳しくはネタバレになるので控えますが、現地の配役表で察してください。河野まさとのオタクも全員観ようね!!!!!!!!!!!

 

 

劇団員が天才

2年間劇団員の色が出しにくかったお芝居が続いたからか、ここぞとばかりに劇団員にパワーアップ版テンプレ配役を用意した、いのうえかじゅき両神に参拝したい。

さとみさんはとってもさとみさんだし、インディさんはとってもインディさんだし、メタルさんはものすごくメタルさんだった。(語彙力)

めちゃめちゃかっこいいシーンなのに、インディさんのせいで客席がざわざわ笑ってた瞬間が最高に最高だったよね。(語彙力)

あと、ひさしぶりに劇団員とわちゃわちゃしてるさとっさんが楽しそうでよかった。とっても!!!欲をいえば、古田さんとかじゅんさんともっとわちゃわちゃしてほしかった感ある。

あとさ、劇団員さんじゃないけど、今回は奥州に匿われた以降の義経周辺のお話なので、つまり時代的にはずっと戦してるのね。そんで、普通の劇場で回る劇場を再現してるのね。つまり、アクションの人たちがめちゃめちゃ出る。一番出番多いのは藤家さんか川島さんではなかろうかと言うレベル。(顔判別までは出来てないから憶測ですごめん。)

まだ初日だし、これからあの殺陣も洗練されていくんだろうなと思ったら、めちゃめちゃ長野行きたくなる。

っていうか、初日に入ったの実は初めてなんですけど、初日からこんなクオリティなの???今後どうなっちゃうの???????

 

 

脚本が天才

わたし、かじゅきのオタクだったことを思い出した。

髑髏城とかメタルマクベスとか、コンテンツとして独立したものを浴び続けてたからちょっと意識が薄れてたけど、わたし中島かずきが書く宗教と国家と死生観が好きなんですよ。そう、かじゅきのオタクだった。

これまでかじゅきの戯曲で感じていたいろんな「好き」が全部載せされていた偽義経、全方向からぺちぺちと袋叩きに合った気分。(褒めてる)

ひとつの「好き」が突き刺さるように襲ってきたシレラギとか薔薇サムとかは、真正面からマシンガンで集中砲火喰らう気分なのでダメージが大きいんですけど、偽義経はダメージ自体はそれほど大きくない。でも、ほら、どこ観てても好きが襲ってくるからずっと好き。(語彙力)

 

実は初日観劇の直前に過去作上映会をしていて、かじゅき文法をめちゃくちゃ浴びた1日だったんですよね。20年前の作品と全く同じ台詞とか、20年前と同じようなポジションのキャラデザを真正面から浴びるの、めちゃめちゃ情緒が乱れた。こんなのずっと好きじゃん。(語彙力)

かじゅきおなじみの台詞はたぶん全部出てくるし、かじゅきおなじみの設定もたぶんほとんど出てくる。こんな集大成みたいな脚本書いて、かじゅきもう辞めちゃうの?!って思うレベルです。辞めないで!!!!!後生だから辞めないで!!!!!! 

さすがにまだ辞めたりしないと思うけど、あと何本観られるかわからないかじゅき大明神の脚本、現地で観ない手はないよね???

 

 

冥界で待っている

いやもうほんと、どっかで待つの好きだよね〜〜〜〜〜!!!!!(わたしもすき) 

なんか、感想レポを書いたのか、観て欲しいってゴリ押しエントリを書いたのかわからなくなってるけど、とりあえずネタバレなしの叫びはここで終わります。

ネタバレの感想エントリも書きたいんだけど、感想が箇条書きにしかならなくてどうしようか途方に暮れてる。っていうか、すきが襲ってきすぎて、細部の記憶がもうほとんどない。でも書く。どっかで書く。

とにかく全人類、偽義経を観てくれ〜〜〜〜〜!!!