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気付けばハマる、そこは沼。劇団☆新感線を中心に、独断と偏見のもとで好き勝手言い募る場所。

歌舞伎ビギナー、少しずつ古典に歩みよる【新作歌舞伎 NARUTO(新橋演舞場)】

去年の末、ついに足を踏み入れてしまった歌舞伎の世界。観劇はまだ4回目、されど4回目。少しずつ会場の様子や幕間の過ごし方を学び、ようやくくつろげる余裕が出てきました。

そんな歌舞伎ビギナー、今回はどうしても巳之助さんが観たくて、新作歌舞伎NARUTOへ遠征です。以下ネタバレありのレポですよ!

 

 

観劇前はまだそわそわする

ちょっと学んだビギナー、事前に調べておいたお弁当を買うぞ、と意気込んで、劇場へは開演1時間前に到着。(普段は10分前到着もザラ。だって座席決まってるんだもの…)会場の外で販売していたサスケ弁当はまだ売り切れておらず、無事購入!会場時間は予習によれば開演の40分前なので、ちょっとコンビニに寄り道して飲み物買ってたら無事開場。よしよし、予習通りだぞ。

新橋演舞場は以前、「江戸は燃えているか」の当日チャレンジに失敗して以来なので、中に入るのは初めてです。まずはロビーのみの開場とのこと。さすが短時間でお客さんを入れ替える劇場なだけある…

1階は通常のショップ。NARUTOグッズは2階。まだはじめのほうだからお写真もイヤホンガイドも出ていません。

 

 

着席。

気合いで手に入れた10列目!!!花道は遠いけど花道も舞台も見渡せるいいお席。ほくほく。ほくほく。まわりは外国の方とか、NARUTOを知らない方とか、色々。

前にも思ったけど、歌舞伎の劇場って座席が狭いよね。荷物は狭い座席の下に押し込む。前に置けないから、お弁当の置き場所にちょっと困るよね…荷物減らしてこいってことかな…

 

 

感想

オープニングで最高にゾクゾクした。いい舞台を観に来たときの高揚感。歌舞伎なのに、現代劇みたいな凝ったオープニング!

ただまあ、ストーリーは凝縮しすぎて、もうなんか、どう消化すればいいやら!なんとか大筋はさらってるけど、なんとか大筋をさらってるって状態。NARUTOの72巻を全部やるっていうよりは、ナルトとサスケにフォーカスしたNARUTOのあらすじ、って感じかな。登場人物も絞られてるし、描けるエピソードも多くないのに、よくそんだけ大筋さらったね!って印象です。ちゃんと名シーンは再現されてるし。

個人的には巳之助さんがずっと出てるのでそれだけでもう最高でした!あと梅丸くんが可愛くてオペラでめっちゃ観た…ただただ可愛い…

 

スーパー歌舞伎のワンピースでも感じたけど、1幕は世界観と人物の説明に専念してるよね。それにしても第7班の3人がちゃんと幼いのなんのって!すごいよね役者って。

2幕は過去と向き合って泣かせてくるターンです!よ!イタチとミナトがちゃんとしっかり描かれてるあたり、脚本の試行錯誤の跡が見えますよね。ただ説明パートが長い長い!説明役に当たってるのは鬼鮫役の桃さんなんですけど、超喋る。全部説明してくれる鬼鮫すごい親切。桃さんこんなに喋るなんて聞いてない。

3幕はクライマックスに向けて大立ち回りの連続と、お約束の本水!歌舞伎の本水って、客席に掛けてナンボなのかな…?バシャバシャいくよね…お化粧とお衣装がいつも不思議でならない。最後も名台詞名シーンの再現で、忘れかけている72巻がなんとなく頭をよぎる感じ。

ストーリー忘れてても大丈夫!ややこしいところは全部省いてあるから、ただ楽しめばいいよ!という脚本でした。

 

2幕だったか3幕だったかで、第7班の3人がそれぞれ師匠と特訓する様子が描かれてるんですけど、そこがちゃんと歌舞伎なところに感動しました。踊るの。踊るんです。三者三様で。歌舞伎のおどりを詳しく知らないのがとっても残念。

巳之助さんはナルトとミナトの二役なんですけど、同じじゃん…?って思ってたら、ちゃんとミナトがミナトなんですよ…感動した…衣装もメイクもそんなに違わないのに、ミナトなの…すごいよね…そういうとこ好き…

 

 

閉幕

初見のひとは「難しかったね」って言ってました。そうだと思うよ…72巻だからね…

どこか1エピソードを切り取るには前後の確執がややこしすぎるし、全部をさらうしかなかったんだろうなあ。と思う一方、ちょっとストーリーが慌ただしかったなあという印象もあります。仕方ないよね。

ということで、総じて満足です!

 

 

次はどの公演に行こうかしら。と思ってる時点でもう、はまってしまっているよね…でも三等席ならお手頃価格で観れるじゃない?三等席もそんなに遠くないじゃない?1列目も32列目も同じ値段のステアラと違って良心的だよねって思ってしまったから、仕方がない!