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気付けばハマる、そこは沼。劇団☆新感線を中心に、独断と偏見のもとで好き勝手言い募る場所。

【考察】月髑髏は捨之介が180°違った話【髑髏城の七人Season月】

上下一度ずつ観ただけですが、覚えている限りの感想というより、自分勝手な考察雑記殴り書き!

と思ったら捨之介の考察だけで2000字超えたのでとりあえず捨之介編にする…終わるのかこのレポ…

 

上下ともにネタバレ祭りなのでお気をつけくださいまし。

 

  1. 捨之介が180°違った話
  2. 天魔王を理解できない捨之介
  3. 絶望する捨之介
  4. 誓った天はどこにあるのか
  5. 激情型コドモ捨之介

   

 

1. 捨之介が180°違った話

とりあえず、これまでの捨之介と、180°違う捨之介だった気がするんです〜〜?!

最初はね、王道の捨之介だー!って思ったんですよ?

でも捨之介って「〜三途の川に捨之介、なあんて名乗っちゃいるが、何にも捨てられない男だよ」って、笑う男じゃなかったんですか?!(cv.風捨松ケン)

 

月は「お前、なんなんだよ!」と叫ぶ霧丸に「浮世の義理も、昔の縁も、三途の川に捨之介ってね。」としか返さない。(cv.下弦捨宮野:ここ最高でした)

この捨之介、ほんとに捨てたつもりなんですよね。

自分が自由だと信じてたから、まだ自由になれていない天魔王を救ってあげたかった。ゴールは同じなのに、捨之介のベクトルが違うだけで見え方がいろいろ違ってくるほんと髑髏城って沼…

 

 

2.天魔王を理解できない捨之介

月捨は、きっと歴代捨でいちばん、天魔王への共感が無いんじゃないかなあ。

捨天対決のときなんて「お前が秀吉の前に膝をつけばこれ以上無用な血は流れない」って、この期に及んで誰に言ってんの?!このひと、膝、つくわけないし!無用な血?ウェルカムじゃん!

天魔王のこと何も見えてないのかこの捨には…と哀しくなった衝撃的な台詞でした…

この捨之介の説得は見当違いも甚だしくて、若気の至りには、自分は分かっていると思い上がっている部分も含まれてるかなって、感じたのです。

 

きっとさ、8年前も、「本能寺に向かう途中で野武士に襲われた村に遭遇して…」という過去は持ってないと思うんだ。手の中にいたのに救えなかった命の記憶が、感じられないんだよなあ。
謀反に気付けなかったという間接的な後悔でしかなくて、だからあれだけ希望を信じていられるんじゃないかしら。自責の念と殿への執着が明らかに少ないんだもん。

 

 

3.絶望する捨之介

そんな捨之介さん、救いたかった天魔王が自分の刀で自害します。ああ〜〜!絶望!!!

きっと生まれて初めての直接的な無力感と絶望。その中で発せられる「逃げろ、俺が引きつける」は、完全に死の匂いしかしない

これはつらい。こんなまっすぐ後ろ向きな捨之介つらい…!泣く…!(泣いた)

 

ちなみにここの無力感は上弦捨の福士くんが最高でした。ほんとに、絶望してた。(もちろん泣いた。)

地の者として、傘として、天魔王の生む涙雨を川に流す役目を、自分の存在意義を、完全に見失ってしまった捨之介。(やっぱり過去は全く捨てきれてないよね!!!)

そしてそこで声を掛ける太夫が最高すぎて…「あんただけでも生きなきゃ!」なんて極楽に言われたら、どんだけ絶望してても生きない訳にはいかないっす…(号泣)

 

 

4.誓った天はどこにあるのか

月捨の見得は「斜に構えた」ではなく「天に誓った」なわけですけど、この「天」は、いったいどの天を指してあんな後悔の顔を浮かべていたんでしょうね…(泣きっぱなし)

天を支える地としての人生を誓った信長か、それとも、俺が涙雨を受け止めると誓った天魔王か。(もちろんその先に信長がいるんですけど…)

「三途の川に捨之介」って名乗りながら、その次の瞬間「天に誓った」って、それやっぱり過去全然捨ててないからね?!

 

ちなみに、「斜に構えた」って往年の決め台詞を変えようと制作陣に思わせたのが、ええ…はい…鳥捨サダヲですね…!!!

鳥ちゃん序盤に観たときは斜に構えてたはずなのに、ライビュで「泥を啜った」になってて震えた案件…忘れない…

再演に再演を重ねて、中島さんといのうえさんも捨之介というキャラクタの変えどころを新しく発見してる感じがする。はあ〜〜沼!

 

 

5.激情型コドモ捨之介

蘭兵衛が死んだときね、完全に怒ってますねあれは。これまでの捨は決意新たに「やはりあいつだけは…!」くらいに飲み込んでたように感じてたんですけど、月捨さん完全にお怒りモードでしたわ!!!

 

いつもヘラヘラしていて、真剣味が感じられなくて、涙も汗もグッと飲み込んで天魔王と対峙する、大人で冷静な捨之介が、コドモ沙霧のわがままに付き合う形で生き残るはずなんですけど…(原型は古田新太だからね)
月髑髏は捨之介、完全にコドモですねほんと。特に上弦後半は福士くんの若さが生きてて霧丸のほうが大人に見えるよ…。

下弦宮野は年齢的に大人なのでかなり王道に近いんですけど、ぜんぜん感情飲み込めてない。狸穴見つけて驚くし、全力で突っ込むし、蘭兵衛の死に泣きながら寄り添うし、怒るし。

 

だからこそね、100人斬りに霧丸がいるのが救いです…!

「お前の剣は明日を向いてんだろ?」で、怒りの上下捨之介さんこちら側に戻っていらっしゃるんです。そして贋鉄斎の「よくやった霧丸」ですよ。単なるサポートじゃなくて、あそこでも霧丸くん、捨之介を救ってるんだよー!ほんとよくやった!

 

 

紙面足りない

と、まあここまで勢いで殴り書いてたらヨユーで2000字超えたんで、一旦畳みます?!?!

 

髑髏城の考察してると哀しくてつらい話ばっかりになるんですけど、こればっかりは脚本だから仕方ない…(すき)

宮野のたらしっぷりが最高な話とか、福士くんの見得の話とか、前向きな感想もまだまだ紙面足りないんですけど、それはそれで、これは考察ってことで…ほんとこのレポ終わらない気がする…

 

ちなみに考察続編は
・天魔王は裏切られたひとだった
・月蘭兵衛は髑髏イチ罪深い

覚えているうちに書けるかしら…