足元にご注意ください

気付けばハマる、そこは沼。劇団☆新感線を中心にお芝居について好き勝手書き連ねる場所。

唐版 風の又三郎 という空間【大千穐楽感想】

わかんない。

わかんないけどとりあえず何か、この、指の隙間からこぼれ落ちていきそうなこの感覚を、あの空気を、どうにかして残しておかないといけないような気がして、とりあえず書いてる。

 

はてブロのこの真っ白なドキュメントを開くとなんとか文章になるような気がするけど、twitter開くとうええ、とか、ううう、とか、そんなのしか出てこない。つまり、このお芝居を140字以内で要約しろって言われると「窪田正孝と柚希礼音が、うええええ…」になる。

でもちゃんと書けって言われても「窪田正孝と柚希礼音と北村有起哉と六平さんがう〜〜〜〜ん?」だからあんまり変わんない。

つまりあらすじらしきことは何も書けそうに無いけど、ネタバレはあるので気をつけてください。

 

 

私と唐版 風の又三郎

本当は、チケット持ってなかったんですよ。そしたら東京公演を終えた猛者たちが次々と絶賛するから…観たら…大正解だったよね…

窪田くん、いつからか(いつだろう、STかな。)とても気になる役者さんのひとりで、乱鶯のアンケートに窪田正孝を出せと書いたことを覚えていますか?ヴィレッジ?

そしてはじめての唐十郎満を持しての唐十郎藤原竜也から蜷川幸雄に踏み込んだ頃、下谷万年町物語盲導犬は、観たかったのに観られなくて、両方同じ脚本家さんで、よく覚えてる。まだ両方ともチラシは取ってあるよ。そしてちゃんとWOWOW録画してDVDに落として、観てない。往々にしてよくある。

そんな風の又三郎、初見にして大千穐楽。ただ、大千穐楽の弊害として、特別なアドリブが多すぎて、ただでさえ難解なのにメタ的な台詞が増えすぎでほんとにちょっとよくわからないので、通常版もください。(WOWOWありがとう)

ほんとは書かないつもりだったけど一応書いとくね。11日に窪田くんが怪我をされたそうで、演出変更だったそうなんだけど、どっちみち初見だし感想には何にも関係なかったので以下触れません。ほんと、どうぞお大事に。

前置きが長かったけど、ようやく本編です。ネタバレもあります。自衛してください。

 

 

唐版 風の又三郎という空気

すきとおったにおい、もやに包まれてぼんやりとした視界、しゃらしゃらどうどうと聞こえる風の音。

あすこへは近寄っちゃダメよ、危ないから。と、昔々ママに手を引かれて止められた路地裏みたいに、知ってるようで知らない世界。

苦しくて汚くて人生を、甘い甘い夢と嘘みたいな現実でくるんで、突然かみそりで切りつけられたみたいな、そんな感覚。

自分でも言ってることがぜんぜんわからん。

わかんないけど、ぜんぜん知らないけど、どこか懐かしいような、でも忘れたかったような、そんな空気を吸い込んだお芝居。

 

正直、脚本はサッパリわからん。メタファーもファクターもモチーフもわからん。ヴェニスの商人は学生時代に読んだけど、当時もわかんなかった。

ぜんぜん分かんないけど、ぜんぜん分かんないのに、知らないうちにボロボロに泣いてた。哀しいのか、切ないのか、幸せなのか、ぜんぜん分かんないけど涙が止まらなくて、ただ美しくて純粋で、よく見えないけど遠くできらきら光ってる何かを見つけて目を細めているみたいな、そんなぼんやりした気分。

WOWOW待機、とは書いたけど、あの空気を観に行ったのだろうなとは思うし、映像で観てももう泣くことはないんだろうと思う。

 

 

とにかく分からない一幕

前評判が高かったけど、正直わたしには無理かも、って諦めかけた。唐十郎、難解すぎる。シェイクスピア観てるような感じ。わからん。

又三郎や三腐人の台詞回しは幻想的で、織部の言葉が突然現実に引き戻してくる。死に向き合ったと思えば変なおじさん、恋を語ったと思ったらヤク中が走り回る。ジェットコースターみたいに振り回されて、現実と夢と虚構と嘘の境目がわからなくなったところで、わたしと現実を繋いでいた織部すら、正常ではなかったことを思い出す。そして物語は耳の中の世界へ。もうわけがわからない。

もお〜〜わたし、井上ひさしとか中島かずきとか、明瞭な筋のお芝居で甘やかされた観劇人生を送ってきたからさ〜〜!ううう、楽しみ方がわからない…とめそめそしていた一幕終わりのわたしに、安心しろって言ってあげたい。

でもそんなわたしをすくい上げてくれたパンフレットちゃん。優しい。登場するモチーフを解説してくれてるページを見つけた。読んだ。あんまりわからなかった。うん!

もうちょっとページを捲ると、テント時代の写真とエピソードを見つけた。あ、こんな雰囲気の場所で演劇をやってきた人たちなんだ。と思った瞬間、腑に落ちた。そこに行くことがもう芝居の一部なんだな、って。だから、ここにいるわたしは、もう風の又三郎の世界の内側にいるんだって。

ここに座って、シェイクスピアのお芝居みたいに台詞を楽しむこと。ここに座って、なにかを表現しようとしている演者たちと同じ空間に身を置くこと。わたしもここにいます、と意思表示をすること。それがこのお芝居の意味なのかなって思ったら、とてもすんなりと二幕に入れたよ。

 

 

最後にぶん殴られた二幕

とはいえよく分からない!!!!!

わからないままお芝居の舞台も時代も変わって、蝸牛が歩いていて、銀河鉄道の夜みたいな突拍子の無さだな!と思ったところで、風の又三郎宮沢賢治だったことを思い出した。ちゃんと青空文庫で原作読んでから観に行ったのにね…シェイクスピアじゃないよ、宮沢賢治じゃん…と思ったのに冒頭ヴェニスの商人シェイクスピアじゃん!

幻想なのに現実で虚構で、どれが本当でなにが想像なのかわからなくなって、頭の中が大混乱している間に、突然その瞬間はやってきた。口元を真っ赤に染めて笑う窪田正孝

えっ?えっ?何?いまのわたし好きなやつ。えっ?と思ってあわてて日の出の5倍で抜いたら、明るさ16で浴びる窪田正孝の狂気の表情にぶん殴られた。えっ?えっ?織部?すきとおって今にも割れてしまいそうな、あの繊細な織部がそんな、そんな顔、えっ?

って言ってる間に二幕終わった。

何これ?????好き?????(混乱)

衝撃が大きすぎてあんまり覚えてない。っていうか、どんどん記憶がうすぼんやりと消えていくから、今日お芝居を観たことすら夢だったのかもしれない。あの窪田正孝も夢…ではない!!!なにあれ!映像でも十分お芝居上手なの知ってたけど、板の上の窪田正孝、なにあれ!!!!!

 

 

やっぱり分からない三幕

ぜんぜん分からないままだけど、二幕ラストでぶん殴られた風の又三郎、あれが二幕なら、なんか、ちゃんと楽しめるかもしれない!

と思ったけどやっぱり難解だった。「分からなくて面白くない」んじゃなくて、処理できない量の何かを豪速球で次々投げられるからとにかく必死でレシーブ受け続けてるけど半分くらい取りこぼしてる。って感じ。伝われ。

 

夢と現実との境目がますます分からなくなって、生と死の境目がますます分からなくなって、虚構と人生の境目がますます分からなくなって。

あの夢は現実だったんじゃないか。

あの幻はほんとうだったんじゃないか。

あの現実は嘘だったんじゃないか。

って、目隠しのまま闇雲にナイフを振り回す織部はわたしたちだった。

 

それ以上の何も分からなくて、死んだのか、生きてるのか、夢なのか、幻なのか、何もわからないまま泣いていた。血を流しながら苦しんで笑う織部と向き合いながら、ただただ泣いていた。片翼の飛行機に乗って、きっとこれから何十マイルも越えて何処かに還る笑顔の2人を見送りながら、泣いていた。

 

唐十郎、サッパリ分からなかったけど、絶対にまた観ようと思った。映像じゃなくて、現地で。なんか、そんな世界だった。

 

どうしてもお礼が言いたくなって、よくわかんないけど泣きましたってお手紙(ひどい)を走り書きしてスタッフさんに託して帰ってきました。大千穐楽だからと念のために鞄に入れたミニ便箋があんなに役に立つとは思いませんでした。

 

 

終わってみて

帰り道にポツリポツリとこのエントリを書き始めて、帰ってきて、お風呂にも入らず、ひたすらスマホに向き合ってました。パソコンを立ち上げる暇もない。中断してしまったら、きっと何も書けなくなってしまったから。

それくらい刹那的な経験でした。

他人にお勧めする言葉はきっといつまで経っても持てないんだけど、きっとわたしの観劇人生で大きな存在になるだろうお芝居。

 

千穐楽、おつかれさまでした。

そして、ありがとうございました。

 

2019.3.13

 

【注:ネタバレしまくり】偽義経初日レポ・キャスト別書き殴り!!!!

チケット持ってない全人類はいますぐチケット確保してください。

 

いや、ネタバレありのレポなんだから、読んでいらっしゃるのはきっと観劇済のみなさんなんだろうけど、そう言わざるを得ない。
え、なに?どういうこと?こんないい脚本書いちゃったら、もう劇団解散か遺作かどっちかじゃない?!?!(お願いいつまでも生きて)ってなくらいにはちゃめちゃ良かった偽義経冥界歌、初日!!!!!


終演後、何が刺さったのか全然わかんないけど情緒がめためたで、ちょっと落ち着いてから「わたしかずきのオタクなんだね」って言ったら一緒に観てた同志に「知ってた」って言われた。
そうだよね、わたしも知ってた。
中島かずき新作、いのうえ歌舞伎新作、劇団☆新感線新作。とにかく新作を浴びてきたんだ我々は。

 

以下、ネタバレ有りで初日の覚書!!!まだパンフと戯曲本読まずに書いてるよ!

 

 

の、前に。

初日の昼間、実は新感線過去作の鑑賞会してたんですよ。観たのは「スサノオ~魔性の剣」です。詳細は言わない。詳細は言わないけど、98年の新感線は、今じゃ出来ないことを、今と同じ(もしくは今より高い)テンションで、めいっぱい最大限に馬鹿をやっていた。 そしてストーリーはあのころから間違いなくかじゅきだった。ので、実質新しいかじゅきを2作連続で浴びた。そりゃ死ぬよね、かじゅきのオタク。 

あと、最大限に馬鹿をやっていた頃の劇団員がオーバーラップして偽義経が倍楽しかったです!!!!!

 

 

明るさ16の世界はヤバイ

そして双眼鏡を新調しました。日の出光学5×20-A4です!!!!!(一番手前のブラウン)

倍率5倍ってちょっと足りなくない???って半信半疑だったけど、明るさ9の6倍よりよっぽどよく見えた。肉眼で見るより画質がいい!!!!!今回は12列目だったのもあるけど、舞台奥に座る推しの眼球の動きまでしっかり見えました。よっぽど後ろじゃなければコレで十分かも。あとこの双眼鏡、実視界が11度もあるんですけど、はちゃめちゃに視野が広い。座ったまま動かない推しと、中央で会話するりょうと偽義経斗真が両方観られる。定点カメラが捗る!!!!!!

それにもう、何がすごいって、この高性能双眼鏡が送料含めて4500円で手に入ったことですよね!!!!!定価は1ステアラ(13900円)なんですけど、公式がアウトレットコーナーやっててね…工場の検品は通過したけど本社の検品でハネた、日の出のこだわり的に許されないやつとか、1ヶ月返品可だから帰ってきたやつとか。そういうのがね、B級品とC級品として売られてるわけですよ。6倍のメイン機持ってたし、まずはと思ってC級品買ったんだけど、もうサービスのよさと品質のよさにぶち抜かれて日の出の回し者になりそう。

そりゃ、確かにね?裏から覗いたら確かにレンズにゴミついてるけど、観るぶんには何にもわからん。カタボケ(視野の端のピントが合わない)があるみたいで、強いて言えば、下のほう5分の1はちょっとピントが甘いかも。けど観劇中はそんなとこ見ないからね。全然わからん。

明るさ16倍の世界、衣装の輝きとか推しの表情とかめちゃめちゃクリアに見えて、最高の世界だった。7倍と迷いに迷って、結局公式サイトの説明の勢いに押されて5倍買ったんだけど、日の出光学の5倍、超オススメ!!!

双眼鏡に1ステアラは出せないけどちょっと良いの欲しいって人はヒノデのアウトレットへどうぞ!もちろんクオリティ追求する人は正価ででどうぞ!わたしはいつか7倍も買うしその時はぜひ正価で支払いたいくらいには日の出光学に惚れている。

義経関係ない話してすみません!どうしても言いたかったんだ!ごめんな!次からレポだよ!

 

 

キャスト別レポ:神編

湧き上がる感想を文章にまとめられなくて、どう書けばいいのかわかんないから、キャスト別で書くよ!まずは神編。

 

中島かずき

かじゅきのオタクなのでここから始めねばならない〜〜〜〜!!!!なにこの脚本!ずるくない?!

全わたしが死んだよ。

なんかね、かじゅきの集大成とも言える脚本だったと思うんだ。宗教を踏みにじる者、信仰を守る者。まっすぐ生きるとは何か、国長とは何か。死とは何か、生きる意味とは何か。親とは何か、家とは何か。何が偽物で何が本物か。死にゆく者の願いと、残された者の人生。かじゅきエッセンスがぎゅっと詰まった3時間半。

「鏡で偽物で本物の偽物だ!」って、早乙女太一の弟に向かって言わせるの本当にずるい。呼び名が違う話だって、伏線張りまくっててはちゃめちゃにずるい。最高。

かじゅきは大好きな台詞をなんども使う(すき)ので、行きがけに「ビンゴかカルタ作れそう」って言ってたんだけど、たぶんかずきビンゴは全部ビンゴになったと思うな!!!(すき)

「けむりの軍団」が発表されて、古田新太主演のいのうえ歌舞伎に心が踊ったのに、脚本がかじゅきじゃなくてしょんもりしちゃった。(ごめん)

古田新太の愉快痛快時代活劇、かじゅきで観たかった…後生だからまた喜劇も書いてくれよ…まだプロメアが待ってるから生きていける…どこまでもついていく…ついていきます…

 

いのうえひでのり

いのうえひでのりはあれだけステアラを回し尽くしたくせに、それでは飽き足らずフェスティバルホールまで回した。(そして少なくともあと4つの劇場を回す)

何あれ?回る劇場でしかできないことを2年間やってきたはずなのに、回る劇場でやってたことを普通の劇場でやっちゃったよあの神!!! 紗幕と手前の通路使ってステアラの場面転換を再現したいのうえ神の壮大なオアソビを私は目撃した。いいぞもっとやれ。

2年間遊んだおもちゃ、取り上げられたけど、仕組みだけ持って帰って自分で作っちゃったんだね…うん…舞台袖が2箇所しかないから、きっとあっちより簡単だよね…スクリーンも使いやすいよね…アンサンブルさんと中山くん無駄に体力要りそうだけど頑張って…

歌舞伎要素多めって、1幕で見得がしっかり見得だったからコレかなと思ってたら、2幕の隈取でぶっ飛んだ。ひょわ!なんかまだ物語噛み砕いてないからあれだけど、善悪クッキリつけちゃうあのメイクずるくない?!

どこからどこまでが演出家の仕事なのか分かんないんだけど、奥華のお衣装とか、漆黒の窟の巫女たちのお衣装とか背景デザインとか、それより何より冥界の軍団〜〜〜〜〜!!!!!あのビジュアル決めた人誰?!?!?!後半の主役陣をずっと真っ白にするって決めた人誰〜〜〜〜〜〜!?!?!?!はちゃめちゃにビジュアルが良いので、もうビジュアルが良いとしか言えなくなったじゃないか。義経冥界歌、ビジュアルが良いです。

 

舞台セット

冥界の柱が完全に中尊寺金色堂で、あ、あそこが冥界〜〜〜〜〜!!!!!と衝撃を受けた。去年の夏に行ったんだけど、偽義経観てから行くべきだったかも!いや、先に本物観てるから柱に気が付けたのか。実際、金色堂奥州藤原氏当主の亡骸が安置されてるんだから、あの柱に囲まれた空間に清衡基衡秀衡が揃っていたのは最高だったよね!!!!!

あと、こっちは行ってないし阿弖流為未履修だから無知なんだけど、漆黒の窟って達谷窟(たっこくのいわや)だよね…?田村麻呂が建てたんだよね…?え…やっぱりもういっかい岩手旅行行くべきじゃない…?

 

キャスト別レポ:太字編 

生田斗真

まぶしい!!!!!!!

前半でね、斗真が見得切りそうだな、と思ったからね、明るさ16のヒノデ構えて待機してたんですよ。そしたら、後ろからスポットライト4つ浴びて、正面からもライト浴びて、一番輝いているシーンであんなキラキラした人のあんな輝かしいまっすぐな笑顔、明るさ16で真正面から浴びてしまって、まぶしすぎてソッ…と双眼鏡を下ろした。昔の人が「天皇を直接見たら目が潰れる」とか言ってた意味がわかった気がした。生田斗真、眩しすぎて目が潰れるかと思いました。

も〜〜〜〜〜〜〜!ほんとに、馬鹿だけど馬鹿じゃなかったんですよね。義経、おまえは馬鹿じゃなかったよ。馬鹿じゃない馬鹿正直で、あんなにまっすぐな主人公で、とてつもない光属性で、まっすぐ悩んで悩み抜いて、全部理解して飲み込んで、光も影も全部背負って、光に変えて生き抜いて、光の向こうへ去っていくの、とても愛おしかった。ううう。語彙力が足りない。

なんだろう、いのうえ歌舞伎の光属性の主人公って言えば松ケンだと思ってたんですけど、違うんだよ。義経斗真、これまでの比じゃないほど光属性だった。なんだろう、観ていられないほどの眩しい光。面で光ってくる感じ。ラストシーンがマジでずるい。ううう。語彙力が足りない!!!とにかく生田斗真主演のいのうえ歌舞伎が大正解すぎてしゅごい!!!!

 

りょう

ただでさえりょうさん好きなのに、今回性癖ぜんぶ突き刺してきたから白目剥いた。りょうを1から100まで堪能する脚本だったよね????衣装もキャラクタも演出も全部最っ高だったよね!?!?巫女長のお衣装もはちゃめちゃに美しかったけど、黒い冠みたいなの被って出てきたお衣装が最高に性癖だった。美しすぎる…

ネタバレなしのレポでも書いたけど、巫女だし母だし妻だし少女だし、強い女でヤンキーなのに弱い女でうとうとする。え、百合?なに?我々、10年分のりょう摂取したんじゃない?しかも推しと並んでるシーンが多くてめちゃめちゃ眼福でした。

めちゃめちゃ良かったけど、最高か美しいとしか言えないので文章ボリュームと気持ちが比例しない。伝われ!!!!!

 

中山優馬

めちゃめちゃ無駄に走らされてる!!!!!

舞台の暗転と同時に下手から通路を走ってきた中山くん。紗幕の手前を走り抜けて上手に消えていったと同時に明るくなる舞台。と思ったら上手から中山くん歩いて出てくる。なんで引っ込んだのかわからないレベル!!!!!がんばれ!!!!!

う〜ん、でも、なんだろう、ごめん、たぶんまだあんまり見れてないんだよね。いつも斗真かりょうか推しと一緒にいるからさ、そっちオペラで抜いてたからさ、あんまり意識的に観れてない!!!!ごめんね!!!次はちゃんと観るからね!!!!!

あっ、でもお歌は良かったと思います。中山くんに合わせてキー下げてあったのか、さくらちゃんは歌いにくそうだったけど、二人のハーモニーはとてもお美しくて耳が幸せだった。

たぶん、中盤でもっと狂気に苛まれてくれたらわたしとても好きなキャラクタだと思うんだけど。父を殺した苦悩と母に縋る情けなさと、そこから自立して奥華を守ろうとしながら、最後は大陸へ渡れなんて言われるんだよ!?大陸渡りの歌うたい設定そこで活きるの?!と、潤んだ目もテンになったラストシーン。

義経=チンギス・ハーン伝説を、偽義経ではなくて、泰衡に背負わせるかじゅき、はちゃめちゃにエモい。そこらへんの表現、次観に行くときは進化しているかしら???楽しみ!

 

藤原さくら

1幕終わった時点では同志たちに「歌は良かったけどnot for meだった…」って言ってたけど、2幕観たらそうでもなかったから、なんか、次は好きになれそうな気がする!激カワ少女にぶっきらぼうな言葉使わせるかじゅきの手癖を忘れてた私が悪かった。

あとさ、2幕から静歌が奥華の毛皮着るじゃないですか。あれ、何?だって次郎脱ぐよね?十三はどうしたっけ…思ったより陣営が多くて追いきれてないけど、いつもお衣装で陣営を示してくる新感線ちゃん、気になるじゃないの!!!

1公演で何回も弦切っちゃって、一体六絃は何本用意されてるんだろうね???最後ぶっ壊しちゃった時は、ミュージシャンにそんなことさせると思ってなくて本気でびっくりしました。全然関係ないけど、本物の楽器のほうの六絃持ってるときはちゃんと痛まないような持ち方してるのがすごい好き。まだ迷ってる感じがかわいい。公演重ねたら化けそうだな〜!!!

新感線で不思議な力を使う人たちって残らず大陸から渡ってきてるんだけど、かじゅきはあの頃の大陸を何だと思ってるんだろう???ホグワーツ

 

粟根まこと

スサノオの後に観たのが大間違いだった。トッキントッキンのツインテだった人が、渡京とパール王として2年間やってきた男が、まさか頼朝がさあ!!!!ちゅっちゅしてシーシーするとは思ってませんよね?!?!?!?!思わぬところで被弾した〜〜〜〜!

キレッキレの役もいいけど、やっぱり粟根まことは妻の尻に敷かせたいよね。情けなくて可愛い一面もひさしぶりに見せたいよね…わかるよ…ひさしぶりにダメ男な粟根まこと、とても嬉しくなりました。

でもちゅっちゅしてシーシー以外の何も覚えていないのでダメです!ちょっと冷静にちゃんと観させてよ!

 

山内圭哉

なんかさ…めちゃめちゃ良くなかった???何?なんで???1幕の進行係だったから???それとも道理が通った役だったから???ちょっと自分でも良くわからないけど海尊のこと調べたくなりました。(無知)

わかんないんだよ、何が風兵庫と違ったのかわかんないんだけど、たくさんの人とたくさんの陣営が入り乱れる中で、彼だけが俯瞰だった気がしたんだよ。ニュートラルで、俯瞰的で、自分の野望は表に出さずに第三者的に振舞ってるように、見えたんだよ。

わかんない、ちょっと、まだわかんない!けど良かったの!

 

早乙女友貴

新感線は早乙女兄弟の使い方がうますぎる問題。冒頭からぶっ飛んでてびっくりしたけど、あれだよね、結局義経と偽義経が鏡だから似てるんだよね。馬鹿なところが。もう少し義経本人についても理解してから観直したいなあ。なんか、もっとエモエモできる要素がありそうな気がするの。もっとズブズブできそうなのに。今のところ、偽義経斗真の輝きにすべて飲み込まれている。こなれてきたら何か変わるかな???

っていうかダメです。ゆっくんさんと斗真の一騎打ちで偽物云々使うのは、上弦が蘇って全然だめ!!!声帯と舌の造りが似てるんですよお、兄弟だから!もう全然だめです!!!光属性を全身で浴びてたら突然闇の気配で横からぶん殴られた感じ。びっくりしてその前後あんまり覚えてません。次はしっかり覚悟して聞くからね…許してね…

1幕出て来なさすぎて、これ絶対どっかでバイトしてるんだろうなと思ってちょっと探したんだけど、本筋と並行して追う程度じゃ見つけられなかった。今回の兵士たち結構顔見えてるから見つかると思うんだけどな〜〜〜!

 

橋本じゅん

じゅんさんに悪巧みの顔させてくれて本当にありがとうございました!!!!所詮は神輿だ(うろ覚え)が最高の最高で最高だった。

前日に乱鶯を観に行って、実はアレわたしnot for meなんですけど、悪巧みのじゅんさんだけはマジで最高だと思ってるんですよね!!!!!だから今回もじゅんさんの悪巧み最高でした!

でも初日だから絶対客席にアドリブ入れてくると思ったんだけどな〜〜!無かった!あんまり余白の無い役なのかもしれない。それは残念だ…ダブルキャストだからかな…余白あると困っちゃうのかな…と思って戯曲本ちょっと開いたら、そもそも本通りの運びでびっくりした。戯曲本買い始めたのが鳥髑髏からなんですけど、ステアラ髑髏城が異常だっただけなの???ふつうはこんな戯曲通りなの???

とにかく余白のないキッチリしたじゅんさんを観るのはひさしぶり(それこそ乱鶯以来)なので、後半も楽しみだし、39公演では今作前半限りなので余すところなく堪能したい。

 

橋本さとし 

うげええええええ!劇団員に囲まれるアテ書きのさとっさん最高of最高で最強!!!1幕で作画が強い、と思ったけど、2幕の作画でぶっ倒れるかと思いました。冥界、冥界しゅごい…なんじゃあれ…もう…むりじゃ…言葉にできん…

でも2幕の途中で自分の野望を目指すと決めた父上に藍の隈取が出現して、心がギュンと鳴いたのだけはわかったよ…!!!あたい、去年から歌舞伎のお勉強はじめたんだけど、あれって悪役とか怨霊の印でしょ…?歌舞伎は悪役が明確にわかるようになってるんだよね…?いつから隈取が入ったのかあんまり意識してなかったから次は絶対追わないといけないんだけど、たぶん最初に現界したときは無かったと思うんだ…あの瞬間、彼らは悪鬼になったんでしょ?そういうことだよね?だって、鏡から帰ってきて初めて偽義経斗真に赤の隈取入るんだもんね???もうさあ、何?松也と共演して本格派歌舞伎熱が再燃したの???うええええええ最高!!!!!

とりあえず次は落ち着いて、どこで本人の木乃伊が追加されたのか、からちゃんと観る!

 

 

キャスト別レポ:中字編

最高of最高(これを何回書けばいいのか)だった劇団員さまたちについての感想でござる!

 

右近健一

なんか、劇団員勢揃い!って割には右近さんの活躍は少なかった気がする?????

確かに「待ってました!」なキャラデザではあるんだけど、もうちょっとクセ欲しかったな〜〜!というのが正直なところ。ま、力量分配の問題だよね!!!たった3時間半で全員100%満喫は無理だ。音モノじゃないし、歌要員がゲストに居たしね。力量分配されてるってことは夏に期待したい!(けどかじゅきじゃない…)

 

河野まさと

推しです。文章量覚悟してください。

開演前ギリギリに客席に飛び込んでバッタバタだったんだけど、配役表で河野まさとの役名だけは確認した。苗字が奥華だった。烏帽子が確定した。我々の勝利である。

そして烏帽子サンボが登場した。長髪だった。我々の敗北である。(ビジュアルが良すぎて死ぬ)

開演前に「けむりの軍団」告知で死んでいるであろう同志に「生きてる?」ってメッセージ送ってゲラゲラ笑ってたけど、幕間に入ったらその同志から「君たちこそ生きてる?」って送られてきて全然笑えなかった。

公式ちゃんが立てていたお母さんの髪型フラグはこれだった〜〜〜!!!あれ、鬘の内側のほう地毛混ざってるでしょ!長髪〜〜〜!!!

そしてキャラデザが天才だった…サンボさんにしては超珍しいパール王って役柄で名を馳せてしまったからか、客席に「河野まさとってこんな奴だけど大丈夫か」と問いかけるようなクズっぷり。どう考えても権力を欲している叔父役で最高か〜〜〜!と思ったら、出てきてずっと徳利片手に酒を飲み続けて、形勢が悪くなったらりょうの左手をスリスリしながら(最高)いやらしい顔で「ふたりで逃げよう」と女を誘う河野まさと史上最高に水を得た魚だった!!!!!あと、刀を抜いて構えながら一度も振らずに逃げていく河野まさとも最高でした。何?もう、何???河野まさとの好きが詰まった脚本でかじゅきは我々をどうしたいのか?!

義理や体裁なんて知らぬ存ぜぬ、保身のためなら裏切りもなんのその。クズ男なのに女にはモテることを自覚している若造。ってのがこれまでのサンボさんテンプレで、そのお調子者が裏切りの道理を説いた極髑髏に感激したのに、ちゃんと年相応の重さと渋さを持ってテンプレを踏襲してきた新・サンボ像に慄いている。つよい。渋いのに女を口説くオヤジサンボ、控えめに言ってどタイプ。

2幕入って思ったより早めに殺された(それでもずいぶん出てた)河野まさと、手前で結構大事な会話が行われてる奥でずっと死んでて、スライド舞台に運ばれて捌けていったのめちゃめちゃ面白かった。それにしてもすごく長い時間板の上に居たんじゃないだろうか。出てきて上手の床机に座って、ずうーっと酒飲んで、下手に移動したと思ったらそっちの床机に座ってる。おい、サボるな。(すき)

りょうとニコイチが多かったんですけど、ふたりでぴょんとハイタッチするところで、サンボさんの方が一段高い台に乗ってるの、わたしちゃんと見たからな!かわいい!

それなのに年相応のサンボさん。え〜〜?!ちょっとあと何回か観ないと飲み込めないけどただただご褒美で本当にサンキュー!!!!!

 

逆木圭一郎

Lemon!!!!!まさかのLemon!!!!!逆木さんが!!!Lemon!!!え?これネタバレOKのエントリだよね?書いて大丈夫だよね?衝撃のLemon!(しつこい)

映像に残らないのかな…残すのかな…その日だけ変えるのかな…(心配の気が早い)

正直、スサノオの角髪が衝撃的すぎたので、偽義経の方はLemon以外あんまり覚えてない…ごめん…だって逆木さん思ったより角髪が似合ってたから…もうオーバーラップしてだめでした…次はちゃんと観るよ…!

 

村木よし子

衣装がとっても好き!!!ねえ、あの冒頭のお着物めちゃめちゃ素敵だったくない?とてもキラキラなのにとても上品で貴族文化と武家文化の融合した鎌倉時代を感じた。

そんで、政子、思ったよりめちゃめちゃ出てきてびっくりした。よし子姐さん大活躍じゃーん!殺陣(微妙だけどアレも殺陣でしょ?)まであるじゃーん!!!粟根さんの殺陣はほとんどない代わりに、よし子姐さんまで動員される今回の偽義経、右近さん以下の劇団員を押しに押してる感じがとてもする。お願いだからみんなこれで引退とか言わないでね!!!!!

 

インディ高橋

冥界の軍団!って出てきたときに、ビジュアルも立ち姿もはちゃめちゃに最高なのに、一番左のインディさんのせいで、超シリアスな場面で客席がザワザワ笑いに包まれてたの、控えめに言って最高だった。

ほんと、物語としては必要無いキャラクタなのに居ないと成り立たないこういう存在、素晴らしいと思うんだよね!!!!!だって奥華一族もさとっさんの野望も、このひとほんとは関係無いんだもん!!!!なのに藍の隈取なの!

余談だけど、インディさんってさ、いつも瞼の真ん中に白いメイク入れてるの知ってます?あれ、オペラで抜くと漏れなく笑っちゃうのでめっちゃ好き。言いたいだけ。

 

磯野慎吾

なぜそのメイク?????もうほんと、意味のないオアソビの根っこをしっかり掴んで離さない男、磯野慎吾。すき。

なんか、1幕で磯野さんの何か「覚えとこ!」って思ったはずなんだけど、青髭で金ピカで招き猫持って出てきたビジュアルで全部忘れた。何だったかな…思い出せない…1幕で他にも出てたよね?!

 

吉田メタル

筋肉属性を明確に得て、メタルさんは輝きを増したと思います。色の無い冥界で唯一燦然と光り輝く赤いダンベルを我々は忘れない…筋肉に筋肉描くのやめてよ笑うから…!

1幕でホント一瞬しか出てこなくて、うそだろ?!と思ったんですけど嘘だった。2幕めちゃめちゃ美味しい感じでめっちゃ出てきた。

水神坊で結構筋肉ネタと殺陣やってたから、仁さんほどの衝撃はなかったけど、筋肉ネタを存分に発揮できてよかったねという気持ち。何処を目指してるんだ?(すき)

 

中谷さとみ

さとみさんがさとみさんだった!!!!!最高!ああいうお下品でカワイイおきゃんな女の子を演ってるさとみさんめちゃめちゃ大好き!!!あのピンクが似合うさとみさん大好き!生駒ちゃんも可愛かったけど、やっぱりさとみさんはこうでなきゃあねえ!!!

ちゅっちゅしてシーシーだよ…(まだ言う)だって…ちゅっちゅしてシーシーだよ…あんなの観ちゃったら知能がぜんぶ溶けていく…

 

保坂エマ

かっこいいほうのエマさんと貴族のほうのエマさんと両方観られてとっっても嬉しい!似合うんだよね〜〜垂髪!!!

九字結ぶときさ、「在」以外3人(5人)ぜぇんぜん合ってないのがめちゃめちゃ面白いんですけど、今後揃う可能性はありますか?わたしたちも九字練習して行ったらいい?

 

新谷真弓

くくり〜〜〜〜〜!ありがとう〜〜〜〜!!!!!もう感謝するしかない。なにあの幸せ膝枕。なにあの(我々が)大爆発シーン。まさか偽義経であんな、あんな、あんな美しい光景を見られるとは思ってなかったじゃないですか。びっくりしちゃった。最近のかじゅきは何?疲れてるの?よしよしされたいの?も〜〜〜〜最高。

現地行くまでノーチェックだったけど、この方プロメアキャスト(キルラキルキャスト)でしょ?かじゅきファミリーじゃん!

そして来年はココをカナコさんが演るんでしょ?!東京は諦めかけてたけど、これはもう観るしかないよねえ?!

 

村木仁

村木さんからメタルさんとさとっさんと斗真中山のJ軍団が生まれる遺伝子は本当に不思議。(でも古田新太から竜星涼が生まれるファンタジーよりはマシか)

1幕で本当に一瞬しか出て来なくて、しかも真っ白で、大丈夫かな???と思ったけど2幕出てきたらあの村木さんが結構な殺陣やっててぶったまげた。あんなド正面から殺陣やってる村木さん、久しぶりに見た気がする!!!!!

 

川原正嗣

監督、また最後まで生きてたね…殺陣も登場シーンもわりと多めにあったけど、やっぱり我々は極髑髏ですでにご褒美をいただいているので少し控えめだった気がする。けどやっぱり偉い人の側に控えて守ってくれてサンキュー!その役回りは完全に監督のものだよ!清十郎さんのちょっと高めでハリのある声色も好きだけど、今回みたいに威厳のある太いお声も好きなんだな〜。

今回は殺陣振付がめちゃめちゃ多かっただろうからお疲れさまの気持ちでいっぱい!でもさ〜〜〜2年間超絶殺陣を浴びてしまったから、あのクオリティでは満足できない体になってしまった…これからどんどん磨かれていくことを信じているよ…それにしても今回、刀だけじゃなくて体術とアクロバットが多めになっててめっっっっちゃくちゃしゅき。しゅき…だからこそ、もっともっとこなれていくのが観たいんだ!欲張りでごめんな!大阪千秋楽楽しみにしてるね!!!

 

武田浩二

武田さんまでここのラインに載るんだなと思ってキュンとしたらめちゃくちゃ出てきてキュンとした!スサササササって駆けて来る武田さんがすごく好きです。いつまでも元気に走ってくれ。

だんだん記憶が曖昧になってきたので早く2回目の偽義経キメたいんですけど、武田さん奥華の家臣だったよね???なんか最後のほう陣営がしっちゃかめっちゃかになって付いていけてないんだけど、とにかくお衣装がとっても似合っていらっしゃったのは覚えている。あの衣装ってことは奥華だよね???

 

 

楽しい冥界ライフ

ちょっとまだ言い切った感は無いんですけど、パンフレットと戯曲本をキメたいのでここらで一旦たたみます。追記するかな〜どうかな〜…2回目を観たらそっちはそっちでエントリにまとめたくなりそうな気がします。

観劇は大阪後半と千秋楽で残り2回なので、心して観なければならない。お衣装と、背景と、偽物と鏡の話を理解するのと、あと何?観たいところが多すぎてめまぐるしすぎて目が足りないどころじゃない。

幸せな冥界ライフ、まだ始まったばかりなのでうっかりチケット追加しそう!

 

【ネタバレなし】偽義経冥界歌の初日が最高だったから全人類にはやく観てほしい

劇団☆新感線、2年半ぶりの完全新作。(極髑髏はボーナスステージだったので)4年ぶりのかずき新作。「かずきが書いたいのうえ歌舞伎」に絞ると、なんと蒼の乱以来の5年ぶり!!!!!

豊洲のステージアラウンドで回りに回った劇団☆新感線がようやく大阪に帰ってくる!!! 

その期待感だけでチケット確保に走りました。結果、待っててよかった!!!!!

見てないひと向けにネタバレなしでレポ書くからみんなワクワクしてね!チケットまだ持ってないひとはチケット確保してね!!!

っていうか、生田斗真のオタクと早乙女友貴のオタクと新感線のオタクは漏れなくいますぐ観て。

 

 

我々は「新感線」を待っていた

一言でいうとソレに尽きる!!!!!

ほぼ全劇団員が揃ってて、おばかとおきゃんがいっぱいな人間たち、現実と虚構が上手い具合に混ざり合った構造、夢と浪漫と義理と人情にあふれた物語、そこにちょっぴり残る「生きる意味」の問いかけ。

 これぞ、いのうえ歌舞伎!!!!!

これぞ、中島かずき!!!!!!!

わたしたちはこの、中島かずきの いのうえ歌舞伎を浴びるために5年間待ち続けていたのだ。 

あたい、新感線の鬱になるような いのうえ歌舞伎がめちゃめちゃ好きなんですけど、こんなに光り輝く いのうえ歌舞伎、はじめて観たし史上最強によかった。

ビジュアルも物語も光に溢れていて眩しかったんだよ…眩しい…すき…って、いのうえ歌舞伎観て思う日がくるなんて思わなかった。最高でした。

 

2年間、髑髏城の海に溺れてメタルマクベスの闇に飲まれて、たった2つの脚本(しかも片方はクドカン)を浴び続けてきたけど、アレ、新感線の中ではわりと傍流だったよね???

いや、髑髏城って超大型メインコンテンツだし、とっても美味しくいただいたんて満喫して、なんならもう一回りしたいくらいなんだけどね。演出もエンタメも脚本も新感線だったんだけどね!!!!そうじゃなくて、なんていうか、常に劇団員があんまりいない座組みだったじゃない?おばかな子たちとおきゃんな子たちが、あんまり居ない物語だったじゃない?(極髑髏でホッとしたのにはソレが大きかったと思うんだな)

 だから、劇団員とおばかとおきゃんと全身で浴びた偽義経ああ、これが新感線だった。わたしは新感線が好きだったと思い出させるようなお芝居だった。

ネタバレなしのレポって具体的なこと何も書けないけど、何も書けないのが新感線なのかもしれない。新感線の何が好きって、新感線のお芝居が好きなんだもの。あのひとたちが、ああいう物語を、全力でキメてくれるから好きなんだもの。

 

ココが面白いよ!ってオススメできたら布教できるんだけど、でも、できないんだよ…だっていのうえ神とかずき大明神が作り上げた、3時間以上ある超エンタメお芝居だよ?!凡人の私なんかが言語化できるわけないよね?!

とにかく、観なかったら後悔するから観てくれ、としか言えない…

 でも頑張って凡人が言語化するから、全人類観てほしい。大阪もチケットまだ出回ってるし、石川にも長野にも行くし、何なら来年もあるから!!!!!

とはいえ来年はキャスト変わって雰囲気がずいぶん変わる可能性もある(だってアテガキだから)ので、今年も観といた方がいいと思う!!!!!

 

 

ひさしぶりの回らない劇場、回った。

フェスティバルホール回ったんですよ?!???あれ?ここはステアラ???

一幕冒頭はね、音楽と時代背景の説明が始まって「あ、回らない…」ってびっくりした。うん、フェスティバルホールの客席は回らないんですよ。ひさしぶりに回らない板の上の新感線。廻り舞台も無かった。

でもね、2幕が始まったら、回った。

いのうえ大先生、紗幕と、その奥のステージと、緞帳の手前のアーチ状のステージと、この3つを使ってフェスティバルホールを回した。回ったんだよフェスティバルホール!!!

わたし、ステージアラウンドはいのうえ大先生の壮大なオモチャだったと思ってるんですけど、2年間遊び倒したステアラを、いのうえ大先生はしっかり持って帰ってきてたんですよねびっくりしたよ?!

開演直前に「けむりの軍団」のキャストが発表されたのもあって、もう全てがステアラの延長に感じてしまって、みんなの頭がぐるぐる回ってたよね!!!

あと、あれだけ染様を使っておいて、今回の松也で歌舞伎のことを思い出したのか知らないけど、歌舞伎要素をめちゃくちゃに取り入れてて2幕でびっくりした。すごいあの、ほら、ネタバレだからやめとくけど、すごい歌舞伎のそれ歌舞伎の!めちゃめちゃ面白いと思ってたやつ!!!って感じでした。いつかネタバレエントリの方に詳細書く。

 

 

ビジュアルが天才

撮影レポート、見た?????

アレで撃ち抜かれたオタクがいたとしたら、本番はもっとぶち抜かれるから覚悟しておいてください。相変わらずキャラ造形がめちゃめちゃ良い。

わたし生田斗真に関しては好きだけど別にファンではない、という立ち位置なんですけど、見得を切った生田斗真を真正面からオペラで抜いたらキラキラしすぎてて、そっ…と双眼鏡を下ろした。おばかでまっすぐ正直な義経斗真、アップでは耐えられないアノ輝き。

黄泉津の方を演じるりょうに関しては、お衣装もメイクも台詞も演技も含めてりょうの魅力を1から100まで摂取できる贅沢なお時間でした。最高かよ。美しい巫女だし母だし妻だし少女だし、強い女もあれば弱い女もある。殺陣もあるし百合もある。なんだこれ。衣装も最高に素敵だぞ!!!!!

衣装と言えば、もう烏帽子、烏帽子だよ烏帽子!!!ねえ、烏帽子!!!(うるさい)

blog.vi-shinkansen.co.jp

いいよね、鎌倉時代。貴族文化と武家文化の境目の時代。あの頃のビジュアルとっても好きだよ。撮影レポートにはないけど、北条政子の着物とか最高にすきだった。奥華巫女の衣装もめちゃめちゃ良いよね。くくりのあのビジュアルも最高だけどわたしには説明できないので、とりあえず劇場へGO!!!

あと頭襟。山伏ふたりがかぶってる頭襟!!!

blog.vi-shinkansen.co.jp

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ちなみに、じゅんさんの撮影レポートに「決して濃くはしていないメイク」って書いてあるけど、実際はやっぱりもうちょっと濃かった。主に眉毛が。でもこれまでと比べれば十分薄いよ!

そして早乙女友貴くん。前回の出演作「蒼の乱」ではほとんど喋らない役でほんとうに影だったんですけど、今回はとにかくめちゃめちゃに喋る!!!!!とんでもなく喋る!!!わたしあのひとの演技あんまり観たことないんだけど、これはとても珍しい役なのでは?????

いのうえかずき両神早乙女兄弟の使い方と活かし方が上手すぎる!!!!!

遮那王牛若役なので、公式のあらすじ読めばわかるように冒頭で死ぬんですけど、さすがにそれだけのために早乙女友貴を配役することはないので安心してください!っていうか、っていうか、早乙女友貴のオタクは全員偽義経観て!!!!!!!!

なお、我らが推し・河野まさとはビジュアルもキャラ造形も最高of最高でした。詳しくはネタバレになるので控えますが、現地の配役表で察してください。河野まさとのオタクも全員観ようね!!!!!!!!!!!

 

 

劇団員が天才

2年間劇団員の色が出しにくかったお芝居が続いたからか、ここぞとばかりに劇団員にパワーアップ版テンプレ配役を用意した、いのうえかじゅき両神に参拝したい。

さとみさんはとってもさとみさんだし、インディさんはとってもインディさんだし、メタルさんはものすごくメタルさんだった。(語彙力)

めちゃめちゃかっこいいシーンなのに、インディさんのせいで客席がざわざわ笑ってた瞬間が最高に最高だったよね。(語彙力)

あと、ひさしぶりに劇団員とわちゃわちゃしてるさとっさんが楽しそうでよかった。とっても!!!欲をいえば、古田さんとかじゅんさんともっとわちゃわちゃしてほしかった感ある。

あとさ、劇団員さんじゃないけど、今回は奥州に匿われた以降の義経周辺のお話なので、つまり時代的にはずっと戦してるのね。そんで、普通の劇場で回る劇場を再現してるのね。つまり、アクションの人たちがめちゃめちゃ出る。一番出番多いのは藤家さんか川島さんではなかろうかと言うレベル。(顔判別までは出来てないから憶測ですごめん。)

まだ初日だし、これからあの殺陣も洗練されていくんだろうなと思ったら、めちゃめちゃ長野行きたくなる。

っていうか、初日に入ったの実は初めてなんですけど、初日からこんなクオリティなの???今後どうなっちゃうの???????

 

 

脚本が天才

わたし、かじゅきのオタクだったことを思い出した。

髑髏城とかメタルマクベスとか、コンテンツとして独立したものを浴び続けてたからちょっと意識が薄れてたけど、わたし中島かずきが書く宗教と国家と死生観が好きなんですよ。そう、かじゅきのオタクだった。

これまでかじゅきの戯曲で感じていたいろんな「好き」が全部載せされていた偽義経、全方向からぺちぺちと袋叩きに合った気分。(褒めてる)

ひとつの「好き」が突き刺さるように襲ってきたシレラギとか薔薇サムとかは、真正面からマシンガンで集中砲火喰らう気分なのでダメージが大きいんですけど、偽義経はダメージ自体はそれほど大きくない。でも、ほら、どこ観てても好きが襲ってくるからずっと好き。(語彙力)

 

実は初日観劇の直前に過去作上映会をしていて、かじゅき文法をめちゃくちゃ浴びた1日だったんですよね。20年前の作品と全く同じ台詞とか、20年前と同じようなポジションのキャラデザを真正面から浴びるの、めちゃめちゃ情緒が乱れた。こんなのずっと好きじゃん。(語彙力)

かじゅきおなじみの台詞はたぶん全部出てくるし、かじゅきおなじみの設定もたぶんほとんど出てくる。こんな集大成みたいな脚本書いて、かじゅきもう辞めちゃうの?!って思うレベルです。辞めないで!!!!!後生だから辞めないで!!!!!! 

さすがにまだ辞めたりしないと思うけど、あと何本観られるかわからないかじゅき大明神の脚本、現地で観ない手はないよね???

 

 

冥界で待っている

いやもうほんと、どっかで待つの好きだよね〜〜〜〜〜!!!!!(わたしもすき) 

なんか、感想レポを書いたのか、観て欲しいってゴリ押しエントリを書いたのかわからなくなってるけど、とりあえずネタバレなしの叫びはここで終わります。

ネタバレの感想エントリも書きたいんだけど、感想が箇条書きにしかならなくてどうしようか途方に暮れてる。っていうか、すきが襲ってきすぎて、細部の記憶がもうほとんどない。でも書く。どっかで書く。

とにかく全人類、偽義経を観てくれ〜〜〜〜〜!!!

たらふく情報仕入れて浴びた二度目のスリルミーの話【スリルミー 成河×福士ペア】

昨日の松柿ペアに続いて成福ペアのレポです。松柿がスリルミー初履修で、前情報を一切入れずに、チラシすら見てないレベルの知識で観ました。

dramatic9ri.hatenablog.jp

 ら、とんでもねえ突飛な解釈が生まれてしまって、あまりにとんでもねえから帰ってひとまず元ネタの基本情報(wiki)とパンフと感想レポを山ほど読んだ。あとCDも3パターン試聴した。たらふく情報摂取して、もう一度素直な気持ちで観ようと思いました。

以下、ネタバレ、比較、考察雑多な感想レポ。比べて書きはするけど、みんな違ってみんな好きが根底にあるよ!

 

 

ちょっとここに正座しなさい

素直な気持ちで観るって言った子だれ?暗闇の中で上手から成河さん歩いてきた時点で既に私の狂気に殴り殺されそうでした。

しかも上演2分前にTwitter確認したら、フォロワーさんの福士「彼」は自死だった説を読んでしまったからその時点で死亡した。まだ暗転すらしてない。むり。そもそも結末知ってて素直な気持ちで観れるわけなかった。

だって冒頭の「私」にもう「彼」は居ない。「彼」は居ないんだよ…あんな思いをして手に入れた「彼」なのに、もう自分の物ではなくなってしまったんだよ…?99年、永遠じゃなく死ぬまで、ずっと一緒だと思ってたのに、「私」の死と「彼」がこんなに違っていたとは、思わなかったよね…。わたし(これは筆者。ややこしいな。)たぶん「彼」は数年のうちに逝ってしまったと思うんですよね。呆気なく。悲しいほどに。(ここは元事件の話をまだ読んでません。)そうかあ、だから「彼」が三人称で「私」は一人称なんだな…って、のっけから情緒が崩壊していますが、まだ成河さん歩いてるだけだから。喋っても歌ってもいないから。開始30秒で全てを放棄した1月20日午後4時過ぎ。

 

 

喋り出した成河「私」

成河さんは初めから狂いまくっている。(全身全霊で褒めてる)狂気の演技が大好物なわたし、松下「私」よりも分かりやすく狂気な成河「私」に開始1分でぶん殴られる。

あの人さあ…刑務所にいる間に足を悪くしてるんだよね…虐めに遭ったのか、ゲームに負けた自分を自分で罰したのか…。とにかく成河さんは暗転の中でも「私」であり続けていると悟った。これが後で効いてくるんだよ。覚悟しておくんだよ。

お話ししましょうって言いながら肝心なことは何も話す気がない成河「私」。「彼」とのほんとうの思い出は私だけのもの。って思ってそうだなって、確か松下「私」のときも思ったけどすっかり忘れてた。途中で「友情が必要だった」って嘘を吐くのもそうだし、審議官の質問に答えているようで、実は全く違うことについて話しているんだよね。自分の文脈だけで喋ってるから、「なぜあの時理性が効かなかったのか…」は、「自分の意思ではなかったのですか?」への答えではないでしょ?ただの自問自答でしょそれ?松下「私」は少なくとも答えようとはしてたぞ!

とにかく、分かりやすく狂っている成河「私」のおかげなのか、ただ筋を知っているからか、松柿後の宣言通り、成福はずっと「私」目線で観ることができました。ちなみに「私」目線の観劇でいちばんダメージ受けたシーンは、オペラで「私」を抜きながら聴いた「死にたくない」ですね。耳から福士誠治のあの弱々しい声が入ってくるだけで死にそうなのに、その間ずっと無表情な成河「私」、最後の「死にたくない」だけ辛そうに眼を瞑るんだよ?こっちが死ぬわ。

 

 

ふ、ふ、ふ、福士誠治

って叫ぶしかなかった。心の中で。極髑髏にぶん回されて以来のご対面。兵庫、兵庫、お前、誰?わたしの知ってる兵庫はそこには居なかった…。

(極髑髏ネタバレレポ↓ 春ごろWOWOWで放送予定だよ!) 

dramatic9ri.hatenablog.jp

 そのスタイルはまじで凶器。と思ったら喋り出した声も凶器だった。柿澤「彼」が悪戯っ子みたいに足音忍ばせて寄ってきたのも最高だったけど、福士「彼」が無表情で忍び寄ってくるのほんと最高。柿澤「彼」が同学年の早生まれなら、福士「彼」は4月生まれって感じ。冷めてる。ぜんぜん「私」のこと見てない。成福から入った方々の松柿の感想で「え!お互いを思い合ってる!」って驚いてるのをたくさん読んで、あんなに食い違ってるのにどういうこと?と思ってたけど、成福お互いのこと何にも考えてなかった。びっくり。まさに両一方通行。

「彼」についての考察は章を改めるとして、ねえ、福士「彼」が奥に下がっていくとき頭ぶつけないように首をくいと傾げるの、最高じゃなかったです…?知ってる?あれ別に普通に歩いても頭ぶつけずに通れるんだよ…カテコで一回だけ普通に降りて行ったのちゃんと見たんだからな!そういうとこ!ずるいぞ!(好き)

「そういうのが欲しいんだろ?」をちゃんと理解していて、まさに「そういうの」そのものとして存在する福士「彼」、誰よりも狂気に満ちている。ずるい。成河「私」がちょっと不憫になる。アレに会って正気で居られると思えないよ…

 

 

また突拍子もない解釈を垂れる

松柿が狂ってなかったとは口が裂けても言えないけど、いちばん狂ってたのは成河「私」で、いちばん壊れてたのが福士「彼」だと思った。

ハンマーで殴り殺すのになんでロープが必要だったんだろう?ナイフじゃだめだったの?何で10歳くらいがいいって指定したんだろう?なぜ父は長子を蔑ろにしたんだろう?炎に魅せられて何を破壊したかったんだろう?なぜ(福士「彼」に限るけど)愛が無いのにキスできるんだろう?

で、再びたどり着いた突拍子もない解釈を垂れ流す!

「彼」は幼い頃、レイプ犯罪に遭った。それは10歳の夏休み。攫われ、ロープで首を絞められながら襲われた。同性愛を禁忌とするユダヤ教の敬虔な信徒である父は、息子を恥と罵った。夏休みが終わり、「私」がひさしぶりに再会した「彼」は、それまで仲の良かった優しい「彼」とは別人だった。「彼」は自分と同じ同性愛の罪を共有する相手がほしくて、「私」の相手をすることを了承する。

「彼」は過去の自分の恥を全て破壊してしまいたい。だから燃やす。窓ガラスを破壊する。他人の幸せを奪う。過去の自分と重なる弟を殺したくて、本当は自分を殺したくて、代わりに10歳の自分の代わりの子供を殺す。ロープで首を絞めるようにして、でも苦しまないように一思いに。顔を潰して、自分の身代わりにして沈めてしまう。知らない男に着いて行ってしまった馬鹿な子供は自分だけじゃないと安心する。だって過去の自分を殺した「彼」は、もうライターを弄ばない。

あのね、「私」に嵌められたと知る「99年」の「勝負の終わり」で「彼」が笑ったように見えたんですよ。「私」に背を向けたまま、またゲームが始まるって、密かに喜んでいるみたいに。その後、「私」と向き合って「まさかお前が」って怯える顔が、どうしても「彼」の演技に見えてしまってもうだめ。あ〜〜〜この人「私」の裏をかくゲーム勝手に始めてる〜〜〜!と思ってしまってもうダメ。だってユダヤ教も自殺は罪だから、死にたければ誰かに殺してもらうしかないじゃん。殺してもらうに足る理由と場所を手に入れちゃったじゃん…

というトンデモ解釈。「彼」の愛が皆無で最高。個人的には「私」を完全に玩具としてしか見ないほどに壊れている福士「彼」がいちばん恐ろしいよ!

福士「彼」の冷たい声質と、双一方通行の殴り合いが好みだったので、CDはいれまりにしました。実際はどうか知らんけど。でも頭の中で鳴ってる松柿と成福の声が上書きされてしまうのが怖くて聴けてない。プレリュードを永遠にリピってる。

 

 

「彼」の名前を呼ばない「私」

契約書の血のサインはリチャードに見えたけど自信は無い。(ちゃんと血のサインが入っていて驚いた)

「私」は一度も「彼」の名前を呼ばないんだよねえ。三人称だからってだけじゃなくて、呼びかけることもない。「私」の中には「彼」しか他者が存在しないんじゃないかってくらい、呼びかける必要性を感じてないよね。自分は名前呼ばれるの好きなくせにね。

そこらへん、実は我々も「私」に騙されていて、彼の名前を呼んでいいのは自分だけ、とか思ってそうな成河「私」。松下「私」は喪失感で名前を呼ぶのすら辛すぎるって思ってそう。それか、柿澤「彼」に名前を呼ぶのを禁じられたかどっちか。福士「彼」は「私」から何と呼ばれようと無関心そうだよね…ほんと「私」を歯牙にもかけない福士「彼」の壊れ方がすごい…

 

 

「私」の計画がいつ始まったか

松下「私」は、スリルミー初見だったこともあるけど、やっぱり殺人の話が出てから計画したと思うんですよね。倉庫に火を付けてから日に日に自分から死に近づいていく柿澤「彼」を引き留めるために、刑務所の中を選んだ感じ。お坊っちゃまで弁護士の力を信じてて、知能は高いのに思考は純粋だから「幼い」と言われてしまう。

でも成河「私」は違う。「一本のマッチが全てに火を付けたのです」の台詞は、松柿では「彼」が狂い始める火だったけど、成福では「私」の策に点いた火だったと思う!!!

 

犯罪のスリルが終わればまた「彼」に捨てられてしまうから、成河「私」は「あんなことバレたらどうする?」と煽って少しずつハイリスクな犯罪に「彼」を誘導していったんじゃないかなって。放火の翌日に部屋に行って、話し出すのは「私」なんだもの。(あそこのピアノがすごく不穏で、松柿では不安の表れだったのに、成福では「私」の企みが「彼」に忍び寄る音に聴こえてさあ大変。)

契約書の話になったのも「私」が法律を強調したからだし、契約書に「できる限りで」と付け加えたから、「彼」の指示に従わなくても、「私」は契約を破ってはいないことになる。契約の範囲内で「彼」の裏をかくことができる。と思ったらほんと最高級の狂気で震えるよね。

しかもほんとに「彼」が過去に犯罪の被害に遭っていたとしたら、「私」が代償にと望む行為は「彼」にとってはトラウマなわけでしょ。福士「彼」が「私」を受け入れるのは、父親に殴られた日とか、そういう自暴自棄なときだけだったんじゃないかなって。それを「私」が分かってないはずがないと思いません?!わざわざあのタイミングで彼を追い詰めて、トラウマを引き出して、殺人に意識を向けさせたとしたら?「彼」の犯罪のアイデアに怯えるように見えて、実は一度も否定してないんだよね、「私」。ずっと「彼」の表示を見つめてて、彼が振り返ると急に怯えた顔するの。ねえ、その顔演技じゃん!!!

「私」が演技してる最たるところが、僕の眼鏡/おとなしくしろの電話で話すところ。暗転してるとき、成河「私」が落ち着き払ってるの観た???松柿も福士誠治も、いつも闇の中でも役のままじゃん。暗転してる中で福士誠治がタイプライターの机片付けるときも、奥から出てきてジャケットを椅子に掛ける時も、福士誠治じゃなくて「彼」じゃん。舞台に上がったらずっと、「私」と「彼」として存在してるはずじゃん。自分だって冒頭で闇の中歩いてきたときもう53歳だったじゃん!!!?!?!

なのに電話の前後は全然狼狽えてない成河「私」、絶対それ演技〜〜〜〜!どうしようどうしよう、って言ってれば、「私」がボロを出さないか心配な「彼」が構ってくれるからワザと不安がってるやろそれ!!!眼鏡落として事情聴取されて、はじめて「彼」のほうから「どうだった」って話しかけられて嬉しくて、でも「もう会わない」って言われたのが誤算で、引き留めるために必死で突然「自首する」とか言い出して、あれ彼がここで離れようとしなければ完全犯罪が成立していた気配さえある。同じ「幼い」でも、純朴で綺麗すぎる松下「私」と違って、成河「私」は駄々っ子がデパートの床でゴネてるみたい。

取調室でも、彼が1人で助かるなんて言うから取引の話を持ち出して、「彼」から2人で生き延びようと言わせてる。それがとっても嬉しいのに我慢して、キスを受け入れておきながら、いつも彼にされている「欲しいものに目の前で逃げられる」をやって見せて、にやける顔を見られないように背を向けたまま「わかった」って「彼」に従ったフリをして実は勝利を確信してるんだよアレ。

でも拘置所では死にたくないという彼に辛そうに目を瞑っていて、裁判の結果だけは「私」にも賭けだったのかな。でも成河「私」がそんな同情するはずないからな…わかんないな…

 

 

スリルミー恐ろしい

台詞も歌も動作も殆ど同じ、型のあるお芝居なのに、なんでこんなに違うの?????考察の余地ありすぎじゃない???????

髑髏城の七人も過去とか動機とかかなり考察の余地がある脚本だし、実際これまで10パターン演ってるわけだけど、あれはさあ、そもそも脚本が違うじゃない?同じ脚本の月ですら、台詞も動きも立ち位置もそれぞれキャストによって多少変わったじゃない?

スリルミー、まだ2回しか観てないし過去CDもまだ聴いてないけど、あれ細かい動きもぜんぶ一緒でしょ?透過率50%くらいでレイヤー重ねたらシンクロするやつでしょ?なのになんでこんな違うのさ!!!!!こわい!また再演があったら一瞬でお金が溶けていくのが確定しててこわい…

 

さて、ようやく成福の感想も吐き出したので、そろそろCD聴こうかな…覚悟しなきゃね…こわい…スリルミー沼こわいよう…

 

前情報なしでスリルミーを浴びて溺れた話【スリルミー 松下×柿澤ペア】

ちょっとまってなにこれ混乱がすごくて混乱。スリルミー松柿を観てきました。前情報を何にも入れずに観てきたスリルミー、狂気という名の金槌で殴り殺された気分です。しんどい。しんどいけど過去のCDを買おうと迷わず決めました。明日成福を観るときまでにどれ買うか決めます。

以下、ネタバレもくそもない書き殴り感想!

こちらスリルミーというコンテンツ自体が初履修なので色々とご容赦ください!

 

 

混乱

終わってから感想を喋っているひとたちは、何を喋っているの?そんなに笑顔で何を喋れるの?え?何?わたしはいま何を観たの?こんな狂った物語をあんな長調に乗せて歌い上げるの狡くない?!

昔っからわたし狂気の演技が大好物なので、頭から終わりまで好物の大洪水で感想が言語化できなさそうな気がするけど、書かなかったら気が狂いそうなので勢いで書きます。

とりあえず配役すら見ていないわたし、明日の成河は彼なの私なの?!?!福士誠治はどっちなの?!(いや普通にわかるけど、髑髏でぶん回った身としては成河彼が観てみたいわけだよ)

 

 

歌と演技

「私」は演技が上手い。「私」だけが50代と未成年を行き来する。年齢だけじゃない、その間にあった人生も含めて描かれる変化。冒頭から「私」の人生に何か取り返しの付かないことがあったことがわかるのって怖いよね…人を殺したくらいじゃあそこまで壊れないもんね…と思いながらゾクゾクした。狂気大好物です。

 

「彼」は歌が上手い。「彼」の感情はいつもメロディに乗っている。「彼」が普通に喋るのは「私」に語りかけるときだけ。いつも「彼」が歌い、つられて「私」が歌い出す。主旋律はいつのまにか「彼」から「私」へ移っていく。舞台はいつも「私」が主役で、その三人称の通り「彼」の“地の文”は存在しない。だから「彼」は歌に感情を乗せるしかない。「彼」は弱音さえ歌でしか吐けない。

獄中の「彼」の歌だけエンドレスで流しながら眠りに就きたい。

 

 

ストーリー

あくまでも「彼」は三人称でしかない。それなのに観客は「彼」目線で物語を追わされているのほんと何なの?!?!ほんと、何なの?!?!

 

 

話が飛ぶけどBAUに感謝したい

ストーリー話す前にこれ書かなきゃいけなかった。

アメリカに「クリミナルマインド」ってシリーズのドラマがあるんですけどね。FBIのBAUチームに所属する心理分析官たちが異常犯罪者の心理を分析して追い詰めていくサスペンスドラマ。(けっこうエグい)わたしこれ大好きで全シリーズ観倒してるんですけど、なんかほんと、そんな気分。(どんな気分だ)

狂気には理由があって、その人なりの理論があって、最初から最後までそれは一貫していて、支配者である「彼」の狂気と、従属者である「私」の狂気は別のところにある。従属者には従属者たる理由があるし、お互いへの過信が綻びになる。ほんとうは別物なのに、自分たちは同じだと思ってるから。

そういう、ドラマでよく取り上げられる犯人側の哀しさが、メインストリームでドカンと降ってくるからもう好きでしかない。毎日でも浴びたい。

 

 

ストーリーの話に戻る

つまり、「私」が一人称で地の文も存在するのに「彼」目線で話を追わされてしまうってことは、「彼」は普通の犯罪者で、「私」が精神異常者、いわゆるサイコパスだったってこと。「私」に共感できずに「彼」目線で物語を追ってる時点で、異常なのは「私」だと明示されてたってこと。

「彼」の動機は何となく描かれているのに「私」には動機が無い。34年経ったいまでも動機を理解してもらえていない。つまりそういうこと。なってこった!!!

 

 

「彼」とは

物語の半ば、「彼」が殺人に思い至るシーンで、ふと恐ろしいことを考えてしまった。

「彼」は実在したのだろうか?

もちろん、2人は触れ合うし、会話するし、電話もする。電話を弟に取り次いでもらう、なんて細かい描写まである。矛盾は承知。でも、本当に「彼」なんて存在した?「彼」は「私」の別人格なのではないか?

 

前情報無しで観た今日だから言える、突拍子もないし、筋も通ってない思いつきなので苦手なひとは回れ右どうぞ。

 

殺人に至るシーン。「俺が最もいらいらしている相手を殺す。」殺人を思いついた「彼」はそう言う。誰ってそんなの弟に決まってる。初見の私でも分かる。それなのに、「私」は言うのだ。「それって、ぼく?」と。「彼」は否定せずに「お前以外で」と言い直し、それから標的は「弟」そして「弟以外」へと移る。

ここでどうしても「弟」と「私」がダブって見えてしまってもうダメ。父親の話が同じ人の話をしているように聞こえてもうダメ。とはいえ劇中に弟の存在もあるし、自分の中でもまとまってないからこれ以上の論理も何もないけど。例えば双子の兄弟で、大学4年のときに片方が死んでしまったとか、そういう。そう思ってしまったらもう抜け出せない。

 

まだ一度しか観てないから確かではないけど、「彼」が「実行」したことが描かれているシーンって、とても少なくないですか?血の契約書、誘拐、そして脅迫状。それくらい?

ふたり同時に何か行動することはほとんどない。ガソリンを撒くのも、鞄を漁るのもどちらかひとり。もう片方は何もせず佇んでいる。だからこそふたりで書いた契約書は異質で、存在感を放ってる。

「彼」が殺人を3日で準備をしたと「私」は言ったけど、あの様子だと道具を揃えたのは「私」だった。これも別人格を疑った違和感のひとつ。殺人に関しては全て「私」が実行していて、道具を揃えたのも、後処理も、眼鏡を落としたのも、全部「私」。しかも処理を「しなかった」ことを「彼」は知らない。一緒に居たのに。なぜ?

警察が家に来た時もそう。「弁護士なら俺がいる。取り調べで何を聞かれても、答えは俺が教えてやる」と「彼」は言う。ただし俺たちの関係は喋るなと。「彼」の居ない取り調べ室で、どうやって答えを教えてくれる?

実はぜんぶ頭の中の話で、ふたりの主導権の取り合いは、主導権ではなくて主人格の取り合いで、はじめは「彼」が主人格だったのに、いつのまにか「私」が「彼」を操りはじめて、主人格を乗っ取ってしまった。仮釈放されて再会した「彼の写真」それは主人格が「彼」だった頃の自分の写真…

 

とかね。考え出したらいろいろ出てきそうだけど、明日の成福までには時間が足りないので一旦ここら辺で畳むぞ!

 

 

明日は成福

とりあえずこれ以上考えるのはやめて、明日は純粋に新しいペアを浴びたい。ペアによって随分違うと聞いているので、新たな気持ちで浴びたい。新たな気持ちになれるかどうかは保証しない。たぶんむり。寝て起きてもたぶんむり。

と思ったけど、ようやく履修したから元の事件を調べたらユダヤ系の富裕層とかいろんな情報が出てきて脳の違う部分が悲鳴を上げている。別人格の話はもう今日限りだと思うけど、明日は別の意味でたぶんむり。

ああ戯曲本がほしい!なんかグッズ売り場で譜面付きって文字を見た気がするけどわからない。観る前はグッズにアクリルスタンドの意味がわからないなと思ってたけど、見終わっても意味がわからない。チャームと缶バッジに至っては、この狂気を身に付けるという狂気の気が知れない。何度も言うけど狂気は大好物なんですけど、個人的にはその狂気を携行品にお迎えする気にはどうしてもなれないので…戯曲本か楽譜集でお金を落とさせてください…ごめん…

でもほら、CDをお迎えしたら、あと99年浴びれる…やったね!!

どのペアにしようか…どこかで試聴とかできるのかな…と言いつつ、柿澤彼の感情が好みだったからかなり惹かれています。でも松也の私って底恐ろしいな…恐ろしいな!!!!!

 

うーん、配役が変わることが前提になっているこのコンテンツほんと恐ろしいよ…余地ありすぎて振れ幅ありすぎて正解無いやつでしょ…こわい…いつどこに遡っても違う正解に行き着くコンテンツこわい…こわい…すき…

 

 

(ちなみに成福の感想はこちら↓)

dramatic9ri.hatenablog.jp

 

ウッカリ小劇場の世界に足を踏み入れてしまった話【To Row〜二匹の狼〜】

舞台は観だすとキリがないから、厳選に厳選を重ねて絞ってたはずなんですよ。絞ってたはずなんですけどね。今回ウッカリ小劇場に足を運んでしまったらウッカリ楽しさを知ってしまった。知ってしまったものはもう仕方がないので、とりあえずちゃんと記録しておこうと思いました。ネタバレ含みますのでご注意。いつも大きい箱ばっかり行ってるから、小劇場そのものも新鮮だった。

 

 

「To Row〜二匹の狼」を観た

ウッカリ観たのは、エンターテイメントユニット「TRIBE」プロデュース公演の「To Row〜二匹の狼〜」再演版。題材は新撰組と維新志士。幕末クラスタもわりと楽しめたというレポはもらってます。(ただし時代考証は考えてはいけない。解釈違いの人も多そう。)

新撰組と維新志士が入り乱れる時代。同じ時代を生きながら、それぞれの信じる「正義」が少しずつすれ違い、食い違いながら進んでいく幕末の動乱を描いたお話。

面白い脚本でした〜〜!!!日本史、特に幕末以降が苦手なわたしの知識は「新撰組!」に多少の司馬遼太郎を加えた程度ですが、史実をうまいことかいつまんで「正義とは何か」のメインテーマを描いていて、こんなこと言うと何様?って感じですけど、ほんとよくできてる!

メインは永倉新八原田左之助の2人。でもそこに偏りすぎず、隊士たちの普段の関係性も、それぞれのキャラクタや葛藤もバランスよく組み込まれてて、テンポがいい。キャラクタが多いぶんちょっと場面転換が多いけど、あんまり気にならなかったなー。初見の役者さんばっかりだし、ちゃんと見分けられるかなーと思っていたら、オープニングで登場人物紹介がわりの殺陣のオンパレードがあって、台詞に自然と名前も入れてくれてて、一発で覚えた。名前が出なかった人たちはストーリー中で明かされる人たちだから分からなくて正解で、でも史実知ってれば誰かわかる。なにこれほんとよくできてる。

 

 

何が良かったって殺陣!

もうね、殺陣!この殺陣つけた人誰?!ってずっと思ってました。あと、小劇場で観る殺陣は、よく見えるんだなと思いました!

とにかく近いのよ、舞台がとても。縦に重なっても後ろの人の表情まで見えるの。だから、手元で受けたり捌いたりする細かい手もぜんぶ見えるの。新感線の殺陣がいかに大舞台映えを考えて作られているかってことを感じました。遠くから見ても映える殺陣と、近くで見てこその殺陣は違うんだな…速い手は小さめの劇場向きなんだろうな…

 

今回いちばん驚いたのは、殺陣がキャラクタ毎にぜんぜん違うんですよね…!いや、わたしが知らなかっただけでそういうもんなのかもしれないけど、すごくないです???キャスト何人いるの???全員違うよ???

抜刀斎がちゃんと抜刀術だったのは初めて観てびっくりしました。るろ剣はどんなだったのかな。日程が厳しくて観なかったのが悔やまれる。刀をくるりと回して納刀しては抜き、回しては鞘に戻し、斬っては戻し…と流れるような手捌きで刀を扱う抜刀術、間合いが近くてね…よく当たらないなあって…野暮な感想を…

かと思えば、二刀流の以蔵は2本で受けて斬って流して攻めて、刀が2本あることを目一杯生かした動きで、鞘から半分抜いて相手の刀を受けるあたりがとてもすき。浦ンディの二刀流殺陣を観たところだったので、その違いがまた面白くて。

こういうわかりやすい特徴はもちろんだけど、普通に剣士なひとたちがね、すごいんですよ。

土方さんは刀の扱いにとっても慣れていて、ひとり太刀筋が倍速かと思ったくらい。一撃必殺というよりは、関節とか筋とかに少しずつダメージを与えて確実に削っていくような剣。相手がなかなか避けられない太刀筋なのがもう、強い。逆に新八は豪快に振り下ろす力押しだし、沖田はスキル重視で確実に急所を突きにくる殺人剣。平助はとっても素直な刀で、小回りとスピードで戦ってる感じ。突然のアクロバティックで釘付けになった山崎烝は、剣術というよりは「相手に勝つために剣も使っているだけ」で、蹴りで倒せるならそれでもよしと思ってそう。龍馬は完全に守りの剣だし、中岡さんは生き延びるための剣だし、近藤さんは基本に忠実な剣って感じ。逃げの小五郎は剣を抜くことすら一度も無いし三枚目なくせに、見切りだけはピカイチで、剣を抜いたら強いんだろうな…という気配がしてる。そんでまあ、山南さんの殺陣なんかもう〜〜省エネが過ぎてて最高だった〜〜!

音に乗せた殺陣振付が多くて聞いてても観てても気持ちよくて、SEどうなってんのかなと思ったら生で付けてるらしい。音響スタッフさんって、ほんとすごいよね…

と、ひたすら殺陣に感動してたら、この殺陣ぜんぶ付けた殺陣師の大曽根さんにウッカリ直接ご挨拶できちゃったのが小劇場の怖いところ…!

 

 

推しが生まれる小劇場

お客さんからお花届くんだね…!こういう文化知ったのは最近なんですけど、お花も差し入れも「推す」ってつまりこういうことなんだな…と尊敬のまなざし。

会場はぜんぶで10列くらい。客席は階段になってて、パイプ椅子が並んでいる。20くらいあったから、キャパは200弱かな?公演は1時間50分、休憩なし。ステアラで鍛えられたので全然平気だったけど、何度も通ったらあの椅子だとちょっと腰が痛くなりそう。でも傾斜はステアラの比じゃないくらい快適な傾斜!!!超よくみえる!!

グッズ販売は終演後にそのまま舞台でだったんですけど、着替えた役者さんが出てくる出てくる。前にちょろっと吉祥寺に観に行った時もロビーに普通に主役の方が居てびっくりしたんですけど、近いわ会えるわ話せるわ、そりゃあ推したくもなるわな!公演期間が短いからちょっとがんばれば全通も余裕でできそう。(実際全通スタンプカードとかもあったみたい)

そうか〜〜こうやって若手役者を推すのか〜〜!!!と勉強にもなった日。ランダムブロマイドとか缶バッジガチャとか、ちょっと参加してみたかったけど、もうちょっと経験値を積んでからにしようと思って、そっとパンフレットだけ買って帰ってきた。

そういえばチケット購入サイトだったか何処かに、役者さんのお部屋訪問付きツアーってのがあったんですけど…そういうのよくあるもんなの???推しが?部屋に?無理じゃない???もし推しが部屋に来たらわたし死ぬと思うんですけど、みんなすごいな…普段から会えると大丈夫なものなのかな?わたしはこの前推しと初めて会ったときなにも喋れなかったし、今回演者さんと会ったときもマトモな感想は伝えられなかったよ…すごいな…

 

 

役者さんたち

勢い余って演者全員ぶんのコメント書けちゃいそう。髑髏城でもほとんどやらなかったくせに、なんでこんなぶっ刺さってるのかわかんないけど、とりあえずアウトプットします。キャスト表順!

 

原田左之助:上田悠介

殺陣の所で書かなかったけど、ご存知槍使い。体格が良くてとても似合ってる。生真面目な役も似合いそう。正直言うと、殺陣よりもヒロインとのほのぼのシーンがとても映える役者さんでした。

永倉新八:室井一馬

台詞の間合いの取り方がとても上手!普段ぽい会話で自然な関係性を生んでいたひと。このテンポは関西人かなーと思ってたら奈良の人だった。やっぱり!

坂本龍馬:北村圭吾

と、土佐弁が上手い…!!役柄もあるけど、ずしっと構えて重さを与えてくれる安定感が最高でした…とにかく…芝居が…上手い…。説明するに足る語彙力がないのでそれしか言えない。土佐の人?!と思って調べたら出身北海道だって。土佐弁…自然すぎる…役者ってすごい…

土方歳三:鵜飼主水

ポニテに煙管で冷酷な土方って、なんかもうそういうファンが付きそうなビジュアルでしかない。けどなによりも殺陣が速すぎてそれどころではない。twitter拝見したらこの方も殺陣振付師さんだそうで…どうりで…!素はチャーミングな方みたいで、ますますそういうファンがつきそう…あと関係ないけど写真がめっちゃ上手い。それと手が綺麗。(手フェチ)

近藤勇:中島大地

TRIBEの主宰で脚本演出をされた方。構想4年だそうで、そりゃすごいよなって!初演では新八だったみたい。そっちも似合いそう。純粋そうな顔して腹に一物抱えてるような役が上手そうなひと。TRIBEの作品は次も観たいと思いました。今後ともどうぞよろしくお願いします。

斎藤一:村川翔一

見せ場はそんなに多くなかったけど、アンニュイな表情に悩みが滲んでる表情がファン多そう。映像でも映えそうな感じだなーと思いました。と思ったらわりと映像世界で出てるひとだった!

藤堂平助:佐川大樹

開演前のアナウンスの感じで、2.5系の役者さんかなーと思ったら当たってました。愛されキャラづくりが上手なひと。周りの隊士のシリアス具合が増すほど、この人の弟キャラが映える映える!

沖田総司:脇田唯

女性!!!と衝撃を受けたらその演出がとても良かった。誰よりも目つきが悪いのがとてもいいと思いました。この方も北海道の役者さんだそうで。女性役だとどんな演技なんだろう…

山南敬助:鷲尾直人

丸眼鏡が異様に似合う美人。数少ない立ち回りの、首だけで太刀筋避けるやつ!それ!ずるいぞ!ついでに言うと衣装の裾を帯に挟んでる美脚もずるいし、最期に「烝!」って名前呼びするのはもっとずるい。別の劇団の主宰さんで、もう何を追えばいいやらわからなくなってる。

山崎烝大曽根敬大

超アクロバティック殺陣師さん〜〜!蹴りが最高に美しくてもう一度見たい。正座する手先の所作が美しくて(手フェチ)もう一度見たい。そんなに声張ってないのに台詞がよく聞こえる不思議。よく考えたらたぶんこのひとの声がとてもすき(声フェチ)なので、確かめるためにもう一度見たい。つまりこのひとの舞台は絶対もう一度見る。

中岡慎太郎:結城駿

すごくニュートラルな印象のひと。クセがないというか、役にうまいこと溶け込んじゃうっていうか。そういう意味では中岡さんにぴったりかも。隣に立つ龍馬の印象が強くてあんまり見れてないなー残念!

岡田以蔵:一条龍之介

これまで持ってた以蔵のイメージが大幅に裏切られた以蔵くん。なぜ人斬り以蔵と呼ばれることになってしまったのか、この以蔵の過去を知りたくなってしまうような、そんな哀しい以蔵。TRIBEのメンバーさんなので、次はもっとちゃんと見る。

河上彦斎:阿佐美貴士

何度でも言うけど、流れるような抜刀と納刀がすばらしいひと!そしてこのひとも殺陣振付される方だった…どうりで…

桂小五郎:ヒロヤ

重い主題に程よく息抜きを入れる三枚目の役どころだけど、とても華があって舞台に映えていた。ご本人の性格なのかしら。パッと明るくなる感じがとても良かったです。違う役でも見てみたいと思わされました。

幸:久保田れな

ツンデレの女の子って舞台で観るとちょっと受け付けないことが多いんですけど、幸ちゃんは大丈夫だった。演技が自然だったからかなー。見れば見るほどかわいい。かわいい。

泉:西森妃奈

あんまり出てこないけど、彼女がいることで幸ちゃんの存在意義と魅力がぐっと増すキャラクタ。とにかく若い!

蘭:重清もも子

お酒奪って飲んじゃうところ、とってもプリティだった。罵り合いの喧嘩が似合わないプリティさ。

光:小倉江梨花

沖田の影のときの殺陣が狂気にあふれててステキだった。あれ?この人が影で合ってる?顔の判別が苦手なのと、光役の女性らしさとのギャップで自信がない。でもたぶん声がそうだと思う。

桜:花岡芽佳

舞いの指先が美しくてほわっとなった。アンサンブルのときに揺れるポニーテールが綺麗でした…

河村八十右衛門:小野原幸一

三馬鹿が舞台上にいると安心する。小柄だけどアンサンブルでの殺陣がうまくて、もっとちゃんと見たかったな〜〜

前田岩太郎:入江悠

人情に厚そうで、アンサンブルで出てきたときは敵ながら「いい奴そう!」と思ってしまう。お酒の席で真崎と一緒に正座してるわちゃわちゃは、2人して大きいのにちっちゃくなってて可愛かったです。

真崎宅太郎:内藤恭介

殺陣は初体験で、稽古期間の1ヶ月で叩き込んだらしい。それにしてはずいぶんサマになってたと思いました。線が細いけどタッパもあるし腕も長いし、殺陣もっと勉強して頑張って欲しい〜〜

 

 

新しい沼が待っている

見終わって調べてみたらわりと私でも知ってるタイトルに出演してらっしゃる役者さんも多くて、新しい世界が開けてしまった感があります。ツイッターで「チケット代が高い」って結構見かけたけど、ステアラに通ってた身からすれば、こんな殺陣がこの値段で見れていいの?って感じでした。

何より、近い!会える!話せる!

きっとこれ、もし推しができて、その人を追いかけて劇場通ったら、新しい推しができるんだよ…分かってる…宝塚と同じ、危険な香りがするの…

 

【考察】Disc2千穐楽でメタルマクベスの脚本と喧嘩して仲直りした話【メタルマクベス Disc2】

Disc2千穐楽おつかれさまでしたー!!!みんな生きて城から抜け出せた?わたしはパール王とともに死んでライブ1曲目で生き返りました。

ライビュぶりに観たら、なんか全然別物で、こないだ書き上げた感想が無に帰した(知ってたけど)ので、また書きます!

わたしは「自分が観たいものにお金を払ったのだから基本的には面白い」スタンスだし、Disc2大好きなんですよ。でも、何度も言うけど宮藤脚本は得意じゃないし、Disc2は解釈違いも多かったんだよ…

というネタバレ満載で好き勝手喋る考察なので、許せるひとだけどうぞ!

 

 

とりあえず千穐楽の雰囲気レポ

千穐楽意外とビギナーが多かった印象です!なんていうか、メタルマクベスという概念に初めて出会ったお客さんが多かった気がする。笑うタイミングとか、オペラグラスのタイミングとか見てると。オペラ装備のタイミングで、ジャニオタか新感線クラスタか歌舞伎界のひとか分かるの面白すぎるよね。ちなみに今回は隣がジャニオタで前が新感線クラスタで、後ろが歌舞伎界のひとだったよ…

ていうか!新感線クラスタにとってはカテコライブの徳永くんの「七光三度笠」がご褒美すぎて大変なことになっていませんか?!これも何度でも言うけどなぜ劇中で歌わなかった!!!(尺が長いからですかね。千穐楽、櫻子夫人のメイプル城、ちょっと尺削られてませんでした???あんなに矢継ぎ早に喋ってた???)

みんなお歌の感情が高ぶっていてとても良かったですね!!!特に原くんのジュニア!!!9/26からライビュまでにすでに進化を感じてワクワクしてたけど、予想通り良かった…良かったよ…

ちなみに前回の感想はこちら。

 

dramatic9ri.hatenablog.jp

 

あとNo body kills meの櫻子夫人が好きすぎる。病んだ夫人が好きすぎる。そしてお歌で言えば、千穐楽ライブでサンボさんががっつり歌ったの最高でしたね!!!麗しいパール王のお姿でメタルマクベスバンド楽しそうで嬉しかったよ…あれ円盤にちゃんと入る?入るよね?歌い終わったらあっという間に後ろの方に引っ込んでインディさんと参観のお父さんみたいになってたけど、あの歌は残してね!!!

ご存知の方も多いかと思いますが、わたくし新感線初見からずっと河野さんのファンでして(オタクと呼べないゆるいファンなのでアレですけど)、Disc2でフェルナンデス国の国民が急に増えていてびっくりしている所存です。紫色の装備で戦に臨んだ魔女多すぎじゃない?いままでサンボさん関連の感想はオフのサンボ同盟同志としか喋ってなかったんですけど、ついったにもパール王関連のツイートがやたら増えまして、情報が増えてほんとにありがたいです最高。最高!発信力の高いひとをそっと沼に引きずり込んで良かったなとしみじみ思うわけです。(ありがとうございましたァ!)

うっかりすると結局サンボさんの話で終わってしまいそうなので、さっさと本筋の考察に入る!

 

 

独断と偏見で解釈違いのランディ

夫人が飛び降りた知らせの後であんなに泣いてるランディが解釈違いなのわたしだけですかね?!??いや、もうシェイクスピアの原作読んでない身で解釈違いもクソも無いのは分かってるんですけど…

 

1幕のランディは強く見えて実は臆病なチキン野郎。1幕の夫人は「君ってひとは…」に「なあに?」って答えられちゃう悪魔のような女

それが話が進むにつれて逆転していって、夫人は怯え、後悔してひとり死んでいくけど、マクベスは恐れが振り切れて暴君になり、身勝手な自信で「悪魔の右腕」とまで呼ばれるようになる。んだと思ってたのね。マクベスと夫人はふたりでひとりの悪魔で、夫人が悪魔ならマクベスが人間。マクベスが悪魔になれば夫人は人間に戻る。

マクベスが弱気なら夫人がたしなめるし、夫人が怯えればマクベスが慰めるし、常に感情も背中合わせのはずなの。だから、終盤でランディが泣いてしまうのはなぜ???って。思ってたんですけど。書いてたら勝手に腑に落ちたわ。夫人が笑って死んだからだな?!?!夫人があんなに幸せそうに笑って死んだから、笑顔を殺したから、ランディは失意で悲しみに暮れてる?それならわたしDisc2夫妻と仲直りできそう!!!

 

 

ローラとの友情と夫人の孤独

仲良くないやろ!というレポを書いて、仲良くないからこそ、響くものがある。って書いたのに、千穐楽、ランディとローラ仲良しだった。どうしよう。ローラと、ちゃんと仲良しだった。ちゃんとお互い信頼してるやん…なぜ、なぜこうなった…!!!

これまでは誰も仲良くなかったから、誰とも仲良くなれないひとたちの「欠けた」物語としてワクワク観られたんですけど、なんと、ランダムスターにエクスプローラーとの絆ができてしまったんですよ。取り残された夫人の哀しさったら無い。

特に2幕のランディにはほんとうに夫人のことなんか見えてないように感じて、なのに結婚しようとか言うから…ローズの「嫌よォ」にとっても納得したわたし。

 

マクベスにはもう自信をくれる魔女がいて、目指すべき野望は無くて、ローラやグレコの家族を殺すことを自らの意思で決められる。夫人が耳から注ぎ込む残忍さは、もう必要なくなってしまった。かつては夢中になった女だけど、いまは惰性と共犯意識で一緒にいるだけ。そんな慰めの結婚なんて、夫人のプライドが絶対に許さない。

悪魔に心を売る人間は、何か成し遂げたい目的がある。夫人という悪魔に心を売ったランディには、王になりたいという野望があった。でもランディという悪魔と生きる夫人には、なんの野望もない。ただただひとりぼっち。

 

わたし、Disc2夫人の夢は「夫を支える良き妻」だったと思うんですよね。(Disc1夫人の夢は「ランディを支える良き妻」)根底には、自分を必要としてほしいっていう想いが重く横たわってる感じ。

「ふたりで大きなことを成し遂げたかった。」って言ってるけど、「夫の成功の陰には自分がいる」「夫に"君のおかげだ"と認められる」という満足感が欲しかったのでは?それは、1980年代のマネージャーにも通じますよね。

でも、王になったランディは感謝するどころか、地下にこもってバンド三昧。手に入れた野望にも目もくれない。誰もが羨む王の妻として、王に必要とされながら生きることを目指したのに、そうはなれなかった。しかも、聡明な夫人にはランダムスターが反乱軍に討たれる未来が見えている。グレコ夫人の歌にもあるように、未亡人には救いがない。しかも暴君の未亡人ともなれば、救いのなさはいかほどか。そこまで思い至ってはじめて、レスポールの妻の話に思い至ったんだろうな。王の妻という座を手に入れたにもかかわらず、誰の記憶にも残っていない女性。名前も、姿も、何も知らない女性。多くの人から必要とされたかった夫人にとって、誰の記憶にも残らないのは恐怖でしかなかったでしょう。だから、せめて印象に残る死を選んだ。

そういう意味では、夫人の死を嘆き、夫人の亡霊に心を奪われるラストのランダムスターは、夫人の最後の望みを叶えたことになるのかもしれない。

 

 

殺しが好きか?歌いたいだけか?

続いては、初演(WOWOWで昨冬観劇)からずっと不思議だった、ランディについて。

最後の対決前、レスポールの亡霊に問われて「殺しが好きだからだ!!!」と叫ぶランディ、どうしても殺しが好きだとは思えないんですよね。

他に答えが見つからないから、自分でそう納得させてるような、そんな悲しい叫びな気がしていて。

原作読んでないのでなんとも言えませんが、レスポールの亡霊って、ランディの心の悩みを具現化したのかなあと思います。だから、ランディが望まない答えは言わない。

かつて王のために敵を殺していたランディは、家族=妻のために王を殺し、そのうち疑念から多くの殺しを重ねていく。王の暗殺以降の殺しは、妻のためではない。野望があるわけでもない。ただ保身のために殺しただけ。

英雄だったランディが、保身のために親友や家臣の家族を殺したなんて、根が臆病者で善人なランダムスターには耐えられなかった。でも、悪魔の右腕を持つ者として、半身である夫人まで失ったランディは、ここで殺しをやめるわけにはいかない。だから、いつかレスポールに言われた「殺しが好き」という理由に逃げたんじゃないかと思うんですよね。

 

それは1980年代、バンクォーの死を計画したマクベスがレコーディングで「ただ歌いたいんだ!」と叫んだ哀しさと通ずるものがあると、Disc2千穐楽で初めて思いました。

Disc2のメタルマクベスは、きっと田舎の幼馴染の遊びからスタートして、地元ではちょっとしたスターで、俺たちで天下取ってやろうぜ!って夢を持ってメジャーデビューまで漕ぎつけたのに、悪魔ローズが耳から注ぎ込んだ悪態に魅せられて、バンドの音としては理想に近づきながらも、自分たちのバンド「メタルマクベス」からはかけ離れていく。バンドが楽しかったあの頃と比べて、自分の意のままになるバンドを手に入れて、満足なはずなのに何か違う、違和感と後悔を見ないふりするような、そんな感情が「歌いたいだけ」「殺しが好きだから」なのかなって。自分は悪魔だと、自分に言い聞かせるための言葉。

 

 

狼の一族とギターブランド

さて、続いては夫妻以外の話について考えますよー!

「狼の子孫が〜丘の鯨が目を覚ます」の予言はメタルマクベスオリジナルだったはずなんですけど、子孫=ジュニアで合ってる?狼=レスポール一族で合ってる?グレコの肩に狼の刺青があるのも合ってる?ランディがグレコに向かって「お前の一族の血を吸い過ぎた」って言う台詞も合ってる?

つまり、グレコも狼の一族って解釈で、合ってる???

これも初演からずっと考えてたんですよね。でもちゃんと解釈したことなくて、このタイミングで考えようと思って楽器メーカーの名前調べ始めたら沼にズブズブなので聞いてくれますか…そんな細かい想像めんどくさいよってひとは飛ばしてね。

 

レスポール」はもともとギブソンが作ったギターのモデル名で、いろんなメーカーがコピーモデルを作っているそうな。ESPもそのひとつ。廉価版を「レスポール・ジュニア」と言うそうです。

レス・ポール・モデルはグレコやトーカイ、ESP、ヘリテージギターズ、フェルナンデス(バーニー・ブランド)など、様々な会社によりコピー・モデルが製造されている。

Wikipediaギブソンレスポール」より引用)

うん、いきなりだけどちょっと待とうね???フェルナンデスもここに入ってるんだ?!?!グレコ、トーカイ、フェルナンデスって最終的にジュニア側に付いた=レスポールってことか。パールは打楽器メーカーで陣営表せないから、フェルナンデス地方自体がレスポール側の陣営って形なんだろうか。

ていうか、これ全員血族の可能性ない???

トーカイって、確かグレコがジュニアを探させるときに呼んだし、妻子が殺されたときにはな居城に駆けつけますよね。身分は低いけど遠い親戚みたいな。

グレコとパール王が親戚で、ランディとローラが戦友なら、ローラとグレコが仲良くなって結局4人でティーンエイジャーを過ごすことになったとか。だからランディとグレコナチュラルにいがみ合うし、ローラが死んでもパール王はそれほど悲しんでないし、パール王とランディには何の共通点もない。勝手に浅く深読みするオタク。

 

 

マーシャルと平和

引き続きギター調べてたら、またこんな記載を見つけました。

レスポールとマーシャルアンプの組み合わせによるディストーションサウンドは「極上のサウンド」と絶賛された。

Wikipediaギブソンレスポール」より引用)

なるほどジュニアとマーシャルの息が合ってたわけはこれか!!!他は楽器メーカーなのに、マーシャルはアンプのメーカーなんですよね。しかも、Wikipedia情報だけど、トーカイもアンプを販売しています…。生き残ったのは、トーカイと、マーシャルと、歌い手とその母だけ。(グレコは瓦礫の下って言われてるのに何で最後に生きてるのかちょっとわからない。エンディングのため?)

 

ランダムスター、エクスプローラーは代表的な変形ギターの名前。

広義では(中略)ストラトキャスターレスポールに代表されるスタンダードな機種の対極に位置する存在

Wikipedia「変形ギター」より引用)

ギター対ギターの争いに終止符を打ったアンプ・マーシャル。それって、「自分が音を出す」者たちの時代から「他人の音を届ける」者の時代に変わるって、その世代交代最高!!!これからは他人の音を聞き、サウンドを広く届ける平和な時代なんだね…。

 

 

Disc3とシャルル浦井

わたし、シャルルも推してるんです。(浦井推しではなくシャルル推し)Disc3までの間に「薔薇とサムライ」「ZIPANG PUNK」の五右衛門ロックシリーズIIとⅢもよろしくお願いします!Ⅲのジパパンでは河野まさとさん演じる金次にいちゃんも必見です!よろしくお願いします!

 

珍しく関東ローカルじゃなくてBSで放映されたDisc3の特番を観たら、マクベス浦井がシャルルすぎて腹抱えて笑ったけど、ツイッター開いたらタイムラインがみんな「シャルルだ…」って呟いてて腹筋崩壊した。

浦井ンディについては、「つおぉいの!」のシーンだけはもう上手くいく結果しか見えてないんですけど、ランディがちゃんとつおぉいか心配。でも、特番観てからDisc2の千穐楽観たら、なんとなくオーバーラップしたんですよね。Disc3のイメージが。インタビューによればランディ二刀流だって言うし、これまでになく軽やかなランディになるのかも。汗臭そうなマクベスじゃなくて、ほんとに聖飢魔Ⅱ的な、キャラクタ的なマクベスになるのかも。わくわく。

夫人もJ-POPだっていうし、なんかDisc3大トリだけどイロモノっぽくて大丈夫…?と思いながら、いのうえ大先生がまた期待を大きく飛び越えて行くんだろうなと予想しながら。

 

なんか、ずっと得意じゃなかったメタルマクベスの脚本とようやく仲良くなれてきた気がしたDisc2千穐楽でした。ようやくいろんな読み方ができるようになってきた気がする。Disc3までに松岡先生のマクベス読んで備えようかな!

 

 

そろそろ次のステアラ公演と39公演の告知がほしいぞ!

沼の底よりお送りしました。